生き物と出会ったのは唯一キタキチョウだけでした
公開日:2025年12月07日 最終更新日:2025年12月07日
2025年12月7日の大雪は真っ青な空が広がり空気こそ冷たかったが穏やかな大雪だった。
桜草橋の信号は車道側の青信号が長く桜草公園に渡る側は信号待ちが長い。今朝は右手秋ヶ瀬橋方面の空に冠雪した富士山がクッキリ見えていて爽やかだった。

いつものように桜草公園の正門の脇から中に入ると眼下に乾燥が一段と進んだオギに覆われたサクラソウ自生地が広がっていた。
いつもの所に自転車を止めて自生地を見るとオギやヨシが葉を落として稈の間から特別天然記念物の石碑など中が見えるようになった。

サクラソウ自生地は一面の枯野原で生き物の気配はまったくない。北観察路の途中に猛禽類にハトが襲われたようで羽根が一面に散乱していた。でもきれいに食べてしまうのか血の跡などは無く凄惨さが無いのが救いで、枯野原の景色らしい風情だ。
今日唯一出会った生き物はキタキチョウだった。

サクラソウ自生地ではオギが圧倒的でヨシは少なくなっている。E区の奥にはススキも3~4株あり、今日は風もほとんど無かったのでそれぞれの穂を撮ってみた。

オギには禾(ノギ)が無く穂が柔らかい。白銀の穂。穂はススキの穂より白く柔らかく綿毛が長い。

ススキの小穂(しょうすい)の毛は短く薄茶色で針状の芒が有り、硬い。

ヨシの穂は紫がかった褐色で、開花が進むと褐色になる。小穂は長さ10-17mm