さいたま市市民活動サポートセンター さポット田島ケ原サクラソウ自生地を守る会活動報告自然、環境、生き物共生サクラソウ自生地は夏の装いです

サクラソウ自生地は夏の装いです

公開日:2020年06月21日 最終更新日:2022年09月13日

タイトル サクラソウ自生地は夏の装いです

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2020年6月21日の夏至の朝はひんやりとした空気に包まれていた。6月11日の梅雨入り後は気温の上下が大きくて戸惑う。

サクラソウ自生地では石碑がすっぽり隠されてしまい、夏の装いだ。

オカトラノオ属の白い花穂とノカラマツの雄しべだけの花、そして招かれざる客のヤブジラミが全域で見られる。オカトラノオ属はほとんどがイヌヌマトラノオのようだが、絶滅危惧Ⅱ類(VU)のノジトラノオの見事な曲線の個体も見られる。
ノカンゾウやトモエソウが花をつけ、シオデの円い花やクサフジも見られる。ハンゲショウも葉を白くし始めた。

サクラソウ自生地天然記念物指定100周年の展示「学と貞亮-自生地を遺した二人」が市立浦和博物館で6月30日まで開催中。是非行ってみよう。

100周年記念誌の「さらなる100年に向かって」は現在初稿の段階。記念日の7月17日発行を目指して奮闘中です。

キンポウゲ科のノカラマツは萼も早落性で殆ど見られない。

あまり大きくない花穂を集団でつけているイヌヌマトラノオ。

自生地にはこのような赤の強いベニカンゾウが多い。

花の形が巴に似るオトギリソウ科のトモエソウ。

小さな紫紺のコカモメヅルは見つけると撮りたくなる花。

ドクダミ科のハンゲショウは7月2日頃に花をつけるという。

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