さいたま市市民活動サポートセンター さポット田島ケ原サクラソウ自生地を守る会活動報告自然、環境、生き物共生復旧にはまだまだ時間がかかるようです

復旧にはまだまだ時間がかかるようです

公開日:2019年11月09日 最終更新日:2022年09月13日

タイトル 復旧にはまだまだ時間がかかるようです

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2019年11月8日は立冬。さいたま市は穏やかに晴れて暖かかった。14時ころ家を出た時はジャンパーは必要なかったが16時を回った帰りは急に肌寒さを感じた。

秋ヶ瀬公園、桜草公園、荒川彩湖公園は相変わらず復旧の見通しは無し。車両は通行止めだ。

サクラソウ自生地はヨシやオギの白い穂が揺れていたが、倒伏地が多くなり、俯瞰すると彩りや模様が複雑だ。
中央観察路は荒地そのもので、ぬかり気味の地面にオギなどが伸び放題不規則に倒れ込んでいた。
全てが泥水をかぶった土化粧の中でユウガギクだけが所々で白い花を咲かせていた。

中央観察路際のハンノキを見上げると雄花穂を付け始めていた。このところ弱り気味の木だったが、葉芽もつけているようだった。
自生地の中でこの日唯一の生き物に出会った。ハラビロカマキリだ。このカマキリが生き物の世界に連れ戻してくれた感じがして懐かしかった。あれこれ撮っていたら敵さんは警戒して攻撃的に睨んでいた。

11月24日の桜エコ・フェスタ2019では第一調節池と自生地も取り上げてみたいと思います。是非いらしてください。

南観察路からサクラソウ水門方面を望む。

観察路の両側に高く伸び出しているのはヨシ、オギは倒れ込んでいる。

中央観察路の地面は水を抜いた水田のようです。

見上げたハンノキが雄花序を付けていたのは嬉しかった。

草焼き後から常に何らかの姿を見せているキンミズヒキ。

普通なら全域で見られるカナムグラなのにホンの一部だけです。

この日だけはカマキリ君が懐かしく離れ難いものが有りました。

種髪に彩られたセンニンソウの痩果もごく一部にあっただけです。

駐車場のケヤキがひとり陽に映えてきれいな黄葉を見せていました。

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