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ずっとついてきた小さな蛾が愛おしく思えました

公開日:2019年06月23日 最終更新日:2022年09月13日

タイトル ずっとついてきた小さな蛾が愛おしく思えました

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2019年の夏至の6月22日朝は雲は多かったが明るい空が広がりニュースで報じられた前日の前橋豪雨などは別世界の出来事のようだった。10時15分に家を出て自転車を走らせると時折雨粒が当たるようだったが気にもせず自生地についた。

自生地ではヨシが大きく伸び出しオギとハッキリ区別できる。ノカラマツはまさに花の盛りで面白いが、お世辞にもきれいとは言えない。ノカンゾウやトモエソウの一日花が鮮やかだ。オカトラノオ属が全域で見られ、それぞれの場所で花穂の形、花びらの形、付き方が違い観察すると面白い。クサフジはA区で多く繁茂し、ハンゲショウが葉を白くし始めた。

自生地で11時半頃から本格的な降りになり、クヌギの下で傘を取り出した。その時小さな白い蛾が観察路の端に落ちてきた。まさに飛んで来たとは言えない有様だった。雨宿り方々近くに咲いていたトモエソウを写して、蛾の居た辺りを見るとどこかに消えていた。何気なく足もとを見るとなんとズボンの裾のたるみに入っていた。雨は弱くなったと思ったらまた強くなってその繰り返しだった。

静かに歩いたつもりだったが気が付くといなくなっていた。自転車に戻っても雨は止まず大粒の雨の中桜環境センターに行った。
しばらく話をした後で「何かシャツに付いているよ」とはらってくれたのは何とくだんの蛾だった。ビックリしたが何となくいとおしい気持ちになったのは妙だった。

左は花弁の無いノカラマツの花と蕾

ワスレグサ科またはススキノ科のノカンゾウ。

まさに巴の形をしたオトギリソウ科のトモエソウ。

これからが本格的に葉を白くするドクダミ科のハンゲショウ。

花穂のたわみ方は将にノジトラノオです。

さっきまでひび割れしていた観察路が水たまりに変化しました。

ズボンのたるみで雨宿りしてずーっと付いてきた白い蛾。

クサノオウの葉の裏に居たカノコガはどうなったでしょう。

このところ自生地に多い招かれざる客のヤブジラミ。

ブドウ科のエビヅルは雌雄異株で巻きひげで他物に絡みつく。

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