2024年の寒露は珍しく二十四節気とマッチして急に寒くなりました
公開日:2024年10月10日 最終更新日:2024年10月10日
8日の寒露は終日雨、9日は15時頃から曇の予報だったが、13時頃からはほとんど降っていなかったので早く出かけた。でも自生地では16時頃まで雨が落ちていた。
さいたま東村山線の堤防はきれいに除草されていたが、伸び放題の時の不法投棄が目障りだった。
自生地はオギなどが倒伏して何となく荒れた感じだったが観察路は水溜まりもなく比較的歩きやすかった。両側にはまだ多くは無かったがユウガギクやイヌタデ、キツネノマゴがみられた。
この日はクワ科のカナムグラがA区を中心に多く見られた。これからのサクラソウ自生地の中心的つる草で花粉症の原因植物でもあるが越冬蝶のキタテハの食草だ。
鴨川沿いにはレモンエゴマが多く花をつけていて、アキノノゲシも見られた。
ツルマメは全く見られなくなったが、ヤブマメやヤブツルアズキが黄色い花と共に長い豆果も見られた。
B区の柵沿いの桜などの木々を伐採した公園側の緩衝地帯にはコセンダングサが跋扈してフジバカマを覆い隠してしまっていた。芳香がかすかに感じられれ、フジバカマは何処にあるのだろうと探さねばならない。早急な除草が必要だ。
第2次指定地はノコンギクはまだ見られず、トネアザミとヌスビトハギの豆果が見られた。
新開小学校のサクラソウは一部の鉢で実生の芽生えが見られる。
土合小学校では花壇の真ん中に立てた支柱のサナギが6日に無事羽化し、現在も13個くらいのサナギがアチコチに付いている。写真は事もあろうに体育館の入り口の支柱で蛹化したサナギ。運動会もあるし無事羽化するのは無理だろう。