小暑のサクラソウ自生地では植物や虫たちが暑さに負けず元気です
公開日:2024年07月07日 最終更新日:2024年07月07日
今年の田島ヶ原サクラソウ自生地のサクラソウの株数は55万株でほぼ前年並みのようだ。
このところ毎日熱中症アラートが発令されている・小暑の7月6日もご多分に漏れず最高気温は36℃位の予報が出ていた。
焼けつくような陽射しを想像したが暑さは湿度が高く体を包むような熱気だった。いつもだったらカメラがオーバーヒートしないようにタオルで包むようにするが体全体に欲しかった。
中央観察路を入るとすぐにウマノスズクサが目についたのはこのところの性なのだろうか。ガガイモ、シオデ、ヒルガオ、ヤマノイモ、バアソブ、コカモメヅルなどが目についた。
ツルボラン科のノカンゾウが多く目についたが、これも乾燥化の影響で増えているようだ。
中の方にキタキチョウが見えたが、何となく形がおかしい。しつこくアングルを工夫していたら飛び上がって場所を移動した。なんと交尾をしていたのを邪魔したようだ。
オカトラノオ属の花穂がアチコチで見られたがセセリチョウが2匹で来ていた。ミヤマチャバネセセリとイチモンジセセリだろうか?
小さな花をアップにすると実に精巧にできているのにおどろかされる。
新開小学校は流域貯留浸透施設の工事で立入禁止区域が圧倒的に増えている影響でサクラソウも去年の場所ではなく現在の場所に給水設備を設置したようだ。でもここの方が風通しもよく、木陰にもなっていてかえっていいようだ。
土合小学校ではウマノスズクサも蔓を伸ばし始めて巻き付いて上に伸び始めている。2回目のジャコウアゲハの産卵期までに花が付けられるといい。シムラニンジンも小さいながら花序に蕾をつけている。ジャコウアゲハの小さな蛹も取り敢えずは順調のようだ。