2023年11月8日は空気が立冬で、陽射しは真夏でした
公開日:2023年11月15日 最終更新日:2023年11月25日
2023年11月8日の立冬はようやく冬の入り口に来たと思わせる朝の冷気だった。
でも空はあくまで青く陽射しはまだまだ夏だった。
自生地には10時30分頃着いた。いつもの所から俯瞰した自生地はオギの穂がより白く、より広がった感じだった。
観察路は相変わらずオギが覆いかぶさっている所が多かった。
ユウガギクの花は終りに近く、第2次指定地のノコンギクが花盛りだった。さしものキンミズヒキも黄色い花よりひっ付き虫の実の方が目につくようになり、コメナモミ、レモンエゴマなど多くの植物が実りの季節を迎えていた。
鴨川沿いはクヌギをはじめ多くの木々が影を落としている。そんな観察路のA区の柵沿いの葉が小さな虫で真っ黒になっていた。何だろうと色々な角度から矯めつ眇めつしてみたが、黒に赤い模様の小さな虫が固まり群れていた。しばらく観察しているうちにに日陰だったので、身震いするほど寒くなって、あわてて日なたに避難した。
後で調べてみるとどうやらヒメジュウジナガカメムシらしい。よく似たジュウジナガカメムシもいるようだが、それよりやや小さく、前胸背の黒色の紋が小さいという。一つ不思議だったのはガガイモに群がるというがどう見てもガガイモの葉ではないように感じた。
今年は花をあまり見なかったコカモメヅル。右はカナムグラの雌花
チョウチョウたちも秋が深まり、次世代に受け継ぐためにキタテハ、ツマグロヒョウモンそしてモンシロチョウ、シジミチョウなど大忙しだった。上は子孫を残すために交尾中のウラナミシジミ。
12時30分頃の帰り際、さいたま東村山線の堤防の除草が始まっていた。セイタカアワダチソウはまだ種子をつける前なので有り難い。