第232回勉強会「医療・介護・障害トリプル改正~制度を維持していくために~」」
第232回勉強会「医療・介護・障害トリプル改正~制度を維持していくために~」
日時 2024年7月13日 9:30~12:00
場所 武蔵浦和コミュニティセンター
参加者 17名
【前半】情報交換
・介護保険証をマイナンバーカードに紐付けすることを厚労省が2026年4月の運用を目指し検討。
・来年の春からサービス利用票には福祉用具の用品名とTAISコードを記載することになると厚労省より通知があった。
・全国公的扶助研究会の研修に参加した。60年ソーシャルワーカーをしている宮本節子さんの講演。
・歩行器の新製品。「ジスタ!!」歩行器で座面を使うときなどブレーキのかけ忘れで怪我をする場面がある。常時ブレーキが掛かっている状態で、ハンドルを握るとブレーキが外れるためブレーキを解除する操作が必要ない歩行器。
・認知症サポーターステップアップ講座・・さいたま市北区包括支援センター緑水苑ではチームオレンジを立ち上げることを目的に開催。北区第一号のチームオレンジの代表はNPO法人華齢なるケアマネたちの代表。「今後の活動内容等の報告をこの勉強会でしていきます!!」
【後半】
「医療・介護・障害トリプル改正」
《訪問診療より》
・在宅時医学総管理料・施設入居時医学総合管理料についての説明
・機能強化型在宅療養支援診療所・病院とは
*24時間の連絡体制、往診体制、看護体制や入院体制が整っていることや、看取りについて報告や実績があるなど、厳しい基準をクリアした医療機関に認可される診療所・病院です*
《一部の福祉用具について貸与・販売の選択制を導入》
特定福祉用具販売について3種目を追加
・スロープ・・主に敷居等の小さな段差の解消に使用し、頻繁な持ち運びを必要としないもの、便宜上設置や撤去、持ち運びができる可搬型のものは除く。
・歩行器・・脚部がすべて杖先ゴム等の形状となる固定式または交互式歩行器が対象。車輪・キャスターが付いている歩行車は除く。
・歩行補助杖・・カナディアン・クラッチ、ロフストランド・クラッチ、プラットホームクラッチ及び多点杖に限る。
《グループワーク》制度を維持していくために、何ができるか考えよう~
・介護保険の認定があっても利用していない方の更新はしないようにしよう。
・福祉用具貸与のみのプランは福祉用具専門相談員が計画を立てる。居宅支援費を減らしケアマネ不足の解消ができるのでは。
・ちょっとした体調の不調は受診せずかかりつけ薬剤師に相談。
・不必要な福祉用具貸与の見直し。
・救急車を呼んで入院しなかったときは費用を請求している自治体がある。本当に必要なときのみ救急要請するようになるのでは。
・利用者の言いなりになって不必要なサービスも計画しているケアマネがいるのではないか。
・介護保険をお守り代わりに申請している人もいる。
・介護保険の認定の期間を長くしたり、変化のあったときのみ見直しをする。
《振り返り》
・必要のない福祉用具貸与等を見直していきたい。
・貸与と購入の選択性を提案していくことが必要ということを理解できた。
・医療保険や介護保険を使わなくてもいいように健康に気をつけていきたい。
・福祉用具の貸与と購入の選択制についての疑問点がわかって良かった。
・訪問診察に関わる費用のことがわかって良かった。
・改正が3年毎にあって面倒だなと思うが制度の維持のために行っていること。私達も制度を維持するために何ができるかを普段から考えて業務をしていきたい。
この情報は、「NPO法人華齢なるケアマネたち」により登録されました。