第228回勉強会「成果発表会~2023年度取り組んできたこと、あゆみの発表~」
公開日:2024年03月23日 最終更新日:2024年03月23日
第228回勉強会「成果発表会~2023年度取り組んできたこと、あゆみの発表~」
日時:2024年3月9日(土曜日) 9:30~12:00
場所:浦和コミュニティセンター
参加者:17名
【前半】情報交換
☆(口腔ケア研修会に参加)口腔ケアの必要性として高齢者の肺炎は誤嚥性が多い。口を開けてもらい口腔内や義歯についてアプローチする場面をみて学ぶことができた。歯科衛生士さんからはケアマネもチェックしてほしいと話があった。
☆OHAT(オーハット)オーストラリアの歯科医師が作成した口腔のアセスメントツール。口腔状況8項目を良し悪しを3ランクでアセスメント。治療が必要な段階がわかりやすい。アサヒグループ食品のホームページから書式のダンロードができる。
☆(エンド・オブ・ライフケア研修に参加)浅草かんわネットワーク主催のがん末期以外の疾患も含めた新しい看取りケア医療系向けのカリキュラム。ロールプレイで終末期の患者役・看護師役などを経験。看護師役は問題解決思考が強く、本人の気持ちに寄り添うことができず、看護師に信頼が持てないと感じた。普段の支援が偏っているのではないかと振り返ることができた。
☆ケアマネのテレワークについて・・パソコンでのクラウド系ソフトの活用やFAX、タブレット等電子機器での通信環境が整えば、テレワークは認められていく方向性が法規制で見られている。
【後半】
1️⃣「2022年度事例検討会で初の事例提供。事例の経過報告と学んだこと」
・認知症独居。キーパーソン遠方の方。近隣の方を含めた支援を提案していただき、在宅介護継続について学ぶことができた。その後入院し、自ら「一人では無理だから施設へ」との意向で故郷の施設へ入所。
・現在の支援に生きていること・・認知症独居のケースに対しての自信が持て、本人・家族の意向や状況を鑑み、自宅介護から施設介護への分岐点はどこかを考えながら、支援できいる
※発表を聞いての感想・・入会時は新人さんだったが、どんどん成長していると思います。きちんと振り返りをして現在の支援に繋がり生かせている姿が嬉しく思いました。
2️⃣「居宅介護支援事業所開業から3年!~振り返り~」
・さいたま市内の独立居宅介護支援事業所の数・・353件中64件(約20%)
・仕事で大切にしていること・・本人を中心の家族・事業所とチームをつくり、本人・家族にとってのベストに導き、決定が違っても臨機応変にスピーディに対応できるようにしている。
・体調不良時の対応法・・ICT活用し自宅からテレワークを実施。
・独立事業所に必要な支援・・地域包括支援センターの重要性を再認識。地域資源の情報をもらったり、ケアマネ交流会・地域支援会議・地域個別支援会議等で横のつながりを図る機会をいただいている。
・独立してよかったことは?・・親の介護ワークバランスが取りやすく、報酬もあがった。社内の人間関係等のストレスがなくなった。中立公正にサービスの提案ができる。
・経理等は?・・税理士に依頼。市販の経理ソフトも使用。月に1~2時間程度の仕事量。
※発表を聞いての感想・・この会に関わっている税理士さんや弁護士さんもいるので独立型のケアマネの連携や支援をするのにこの会はあっているなと思います。
3️⃣「さいたま市市民活動サポートセンターフェスティバル報告」
・コロナ禍あけて3年ぶりに開催。体力測定や福祉用具試用、介護用品展示、介護相談等のブース参加の様子発表。
・二日間で81名の来客。子供から高齢者まで幅広い年齢層の方が来訪。健康意識の高い方が多く、体力測定ではラジオ体操や100歳体操等日常的に運動習慣のある方が多かった。
(好成績の方には景品を用意したりデータを集めて活用するといいなという意見もあり来年に活かす)
・車椅子や歩行器等を実際に見たり触ったりする機会がない方が「まだ頼りたくないけどなあ」
・家族を呼びに行き一緒に見たりといい機会になった。
☆参加した会員の意見
初めて参加したが一般の方が福祉や介護について触れ合ういい機会になっていると思った。介護相談のブースがあってもいいのかなとも思った。
☆担当者より・・福祉用具搬入や、皆さんの協力があって成功ができた。他のブースの方からお声掛けいただいたり、良いつながりができた。また来年も参加したい。
【振り返り】
・来年度も参加します。成果発表できるように。ここにくるといいことがある。
・事例を振り返ることが少ない。初心にかえる。次のヒントになる。
・一人でやっていることが独りよがりになってしまう。参加することでいろんな視点で考えられることがいい。
・コミュニケーション能力の向上につながる。
・私も事例発表します!
・成果を聞くことができ良かった。