第228回勉強会「成果発表会~2023年度取り組んできたこと、あゆみの発表~」
日時:2024年3月9日(土曜日) 9:30~12:00
場所:浦和コミュニティセンター
参加者:17名
【前半】情報交換
☆(口腔ケア研修会に参加)口腔ケアの必要性として高齢者の肺炎は誤嚥性が多い。口を開けてもらい口腔内や義歯についてアプローチする場面をみて学ぶことができた。歯科衛生士さんからはケアマネもチェックしてほしいと話があった。
☆OHAT(オーハット)オーストラリアの歯科医師が作成した口腔のアセスメントツール。口腔状況8項目を良し悪しを3ランクでアセスメント。治療が必要な段階がわかりやすい。アサヒグループ食品のホームページから書式のダンロードができる。
☆(エンド・オブ・ライフケア研修に参加)浅草かんわネットワーク主催のがん末期以外の疾患も含めた新しい看取りケア医療系向けのカリキュラム。ロールプレイで終末期の患者役・看護師役などを経験。看護師役は問題解決思考が強く、本人の気持ちに寄り添うことができず、看護師に信頼が持てないと感じた。普段の支援が偏っているのではないかと振り返ることができた。
☆ケアマネのテレワークについて・・パソコンでのクラウド系ソフトの活用やFAX、タブレット等電子機器での通信環境が整えば、テレワークは認められていく方向性が法規制で見られている。
【後半】
1️⃣「2022年度事例検討会で初の事例提供。事例の経過報告と学んだこと」
・認知症独居。キーパーソン遠方の方。近隣の方を含めた支援を提案していただき、在宅介護継続について学ぶことができた。その後入院し、自ら「一人では無理だから施設へ」との意向で故郷の施設へ入所。
・現在の支援に生きていること・・認知症独居のケースに対しての自信が持て、本人・家族の意向や状況を鑑み、自宅介護から施設介護への分岐点はどこかを考えながら、支援できいる
※発表を聞いての感想・・入会時は新人さんだったが、どんどん成長していると思います。きちんと振り返りをして現在の支援に繋がり生かせている姿が嬉しく思いました。
2️⃣「居宅介護支援事業所開業から3年!~振り返り~」
・さいたま市内の独立居宅介護支援事業所の数・・353件中64件(約20%)
・仕事で大切にしていること・・本人を中心の家族・事業所とチームをつくり、本人・家族にとってのベストに導き、決定が違っても臨機応変にスピーディに対応できるようにしている。
・体調不良時の対応法・・ICT活用し自宅からテレワークを実施。
・独立事業所に必要な支援・・地域包括支援センターの重要性を再認識。地域資源の情報をもらったり、ケアマネ交流会・地域支援会議・地域個別支援会議等で横のつながりを図る機会をいただいている。
・独立してよかったことは?・・親の介護ワークバランスが取りやすく、報酬もあがった。社内の人間関係等のストレスがなくなった。中立公正にサービスの提案ができる。
・経理等は?・・税理士に依頼。市販の経理ソフトも使用。月に1~2時間程度の仕事量。
※発表を聞いての感想・・この会に関わっている税理士さんや弁護士さんもいるので独立型のケアマネの連携や支援をするのにこの会はあっているなと思います。
3️⃣「さいたま市市民活動サポートセンターフェスティバル報告」
・コロナ禍あけて3年ぶりに開催。体力測定や福祉用具試用、介護用品展示、介護相談等のブース参加の様子発表。
・二日間で81名の来客。子供から高齢者まで幅広い年齢層の方が来訪。健康意識の高い方が多く、体力測定ではラジオ体操や100歳体操等日常的に運動習慣のある方が多かった。
(好成績の方には景品を用意したりデータを集めて活用するといいなという意見もあり来年に活かす)
・車椅子や歩行器等を実際に見たり触ったりする機会がない方が「まだ頼りたくないけどなあ」
・家族を呼びに行き一緒に見たりといい機会になった。
☆参加した会員の意見
初めて参加したが一般の方が福祉や介護について触れ合ういい機会になっていると思った。介護相談のブースがあってもいいのかなとも思った。
☆担当者より・・福祉用具搬入や、皆さんの協力があって成功ができた。他のブースの方からお声掛けいただいたり、良いつながりができた。また来年も参加したい。
【振り返り】
・来年度も参加します。成果発表できるように。ここにくるといいことがある。
・事例を振り返ることが少ない。初心にかえる。次のヒントになる。
・一人でやっていることが独りよがりになってしまう。参加することでいろんな視点で考えられることがいい。
・コミュニケーション能力の向上につながる。
・私も事例発表します!
・成果を聞くことができ良かった。
]]>日時 2024年2月10日 (土曜日) 9:30~12:00
場所 さいたま市市民活動センター
参加者 17名
【前半】情報交換
・ポータブルトイレについて
ラップポン・・水がいらない。ポータブルトイレの中のバケツに専用のラップ(消耗品・・約60回分・・2420円)をセット。ボタンを押すと熱で圧着し汚物を包む。災害時にも役に立ちそう。電気は必要。約12万円。特定福祉用具販売品。
・今日の日経新聞より・・人生会議について、知らない人が半数以上いる。理想の最後をどう迎えたいか。その都度誕生日の折に話し合いをすることが大切。
・認知症の新薬(レカネマブ・・費用は年間14万円、高額医療が使える)
・「がん防災セミナー」について
これから小中学生へのがんの教育が始まる。防災のようにいつがんになっても対応できるように。
・パルスハードバンド・・心拍数と体温を遠隔管理できる。見守り支援システム。
・スマートリモコン・・自宅介護に役立つ。例えば遠隔でエアコンのリモコンの操作ができるなど。
・ケアプランチェックがあった。ケアラー支援(孫が見ているケース)生活保護で限度額いっぱい利用しているケース、体重が80Kgの方のケース。
【後半】事例検討会(資料を作らずライブ形式で開催)・・緊急時にどう動く?どこから動く?
〈事例〉夫婦二人暮らしをしていたケース。ある日突然妻が意識不明(コロナ感染)で3日間過ごし救急搬送された。夫は一人では外出できない身体状況ですべて妻任せだった。突然ひとりになり、ご飯は!お金はどうしよう、誰がおろしに行くの?買い物は誰が?通院はどうしよう!
〈振り返り〉
・緊急時はまず、ショートを利用してもらい支援策を考えようとするが、地域資源も視野に入れ検討することを学んだ。
・ご利用者を取り巻くサービス事業者も含め、横との繋がりを持っていきたい。
・サービスの知識は身についたが、対応力も大切だと感じた。
・周囲の協力を得る!仕事に対する日頃の姿勢や関係性が大事であることを再認識した。
・職種により専門分野ばかりを見がちだが、横のつながりも見ていこうと思った。
・多職種からの支えがあるからこそケアマネが成り立っている。
・協力を得るにはキーパーソン等、事前の情報収集が大事である。
・手立てを知っていくのも必要であるが、地域の資源を整理しておくことも大事である。
]]>日時 2024年1月13日 (土) 9:30~12:00
場所 レイボックホール 第3集会室
参加人数 17名
【前半】情報交換
・経口避妊薬を薬局で販売する実証実験が始まった。各都道府県で3ヶ所づつ。薬局で買うのではなく薬剤師からということを認識してほしい。販売するにあたってはよく話を聞くことが大切。場合によっては受診を勧めたり、妊娠を含む性教育の話をする必要がある。
・自助具について、大阪府立大学竹林崇教授のツィートがとても参考になる。
・予防プランの作成にあたって、群馬県の各市で作成の手助けになるシートがあるので参考にしてみては。
・新しいエアーマット・・全自動。体圧がどのようにかかっているかの画像をリモコンで確認できる。
・地域で行う事例検討会について、ズームで行うが事前に資料を渡し、それにあう専門職を召集してくれる。事前に資料を確認できるので適切なコメントを貰うことができる。
☆健康サポート薬局に係る薬剤師研修会・・薬剤師との関わりを敷居が高いと思っていませんか?ぜひ参加してください。。
*無料ですよ!!*
☆エンド・オブ・ライフ・ケア研修会
【後半】
「今月の歌」※お弁当箱の歌
お手本を見ながらみんなでからだも使い歌いましたよ!
☆まずは自分の大切な価値観を5つ選び、順位をつけました。それぞれ発表。
価値観はそれぞれみな違う、他人と自分は違うんだと思うことが大事。
そのあとに一年間で頑張ったことを発表。
☆一年間を振り返りこれからの一年間どうなりたいか、何をしたいかを発表。
・ファシリテーターのスキルを「皆さんと一緒に」学びたい。
・あらたにやりたい目標を見つけたい。
・時間があるときにウォーキングをする。
・地域連携を実現、つながりを構築。
・相談したくなる相談員になる。知識を増やす。
・朝活する。
・地域で移動支援を実現したい。
・身体つくり、運動と食事の見直し。
・独立、法人設立。人とのつながりを大切にする。
・定時に帰り、調理、食事に時間をかける。
・書類をためない。
・勉強会に休まず参加。
・週末には机の上をきれいにして帰る。
【振り返り】
・その人なりの価値観を知ることができてよかった。
・一人では気づかないこともみんなで振り返ることができた。
・自分の価値観と他人の価値観が違うことを対人援助職としては大切にしないといけない。
毎年12月と1月は干支にちなんだネクタイを締めるようにしている。
今年は辰年。目標に向かってみんなで昇っていきましょう🐲
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日時 2023年12月9日(土曜日)9:30~12:00
場所 浦和コミュニティーセンター第7集会室
参加者 19名 (新規参加者2名)
【前半】情報交換
☆上尾市から運営指導あり・・虐待、ハラスメント、苦情のマニュアルや感染症指針、BCPなどの確認
ケアプラン確認(限度額ギリギリのプラン、医療連携、入退院加算等の書類の確認など)
☆厚生労働省のポータルサイト「成年後見早わかり」で検索〈本人、家族の入口〉をクリック・・成年後見人をわかりやすく解説
☆ささえ愛さいたまの認知症予防講座・・MCTオイルを摂取することで、身体の中のケトン体が多く作られ、脳ではブドウ糖に変わりケトン体が利用され、認知機能が改善されるとのこと
☆さいたま市西区にある老人保健施設「花の丘」が介護医療院に事業変更
☆さいたま市チームオレンジ・・・認知症の人と共生する社会の実現に向けたまちづくりと捉え、「1,チームオレンジ」「2,認知症フレンドリー企業・団体」の登録制度を設け、登録チーム・企業等の活動の支援やPR実施⇒登録企業、チームを募集中
☆歩行器(新商品)パナソニックカウサポ・・スーパーのかごを乗せることが可能
カジサポ・・トレイが乗せられ乗せたまま使える引き出しがトレイの下にある
【後半】
「医療知識を高めよう~症状や疾患、薬に関する豆知識から学ぶ~」
☆目的・・高齢者やその家族を支援するには欠かせない医療に関する知識や情報。どんな症状からどんな疾患を疑うのか、検査値は最低限どこを見れば良いのか、事例や専門職からの話を通して学び、支援に役立てるとともに少しでも医療に関する苦手意識を克服できるようにしたい
☆内容・・3つの事例をもとにグループワーク。症状からどんな病気を疑うか?
☆振り返り
・様々な疾患の見立てや見解、意外性のある疾患であった事例を知り、頭が柔らかくなった
・改めて、受診や検査を受けることの大切さを感じた
・主治医や看護師、薬剤師との連携の重要さを知った
・ケアマネの方々が対応している相談内容や助言等の役割がよくわかった
・具体的な相談先を作ることは大事
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第224回勉強会「あなたは自分を守れますか?~災害発生直後から72時間生き抜く術など学びを深めよう~」
日時 2023年11月11日(土) 11時~12時半
場所 防災体験学習施設 そなエリア東京
参加者 8名
【内容】
*1階 「防災体験ゾーン」では、地震発生後72時間の生存力をつける体験学習ツアー!
音響、照明、映像により余震が繰り返される災害後のセットの中を(建物が倒れていたり、室内のタンスや冷蔵庫などが倒れている部屋があったり)タブレットを使ったクイズに答えを確認しながら避難場所へ移動。そのクイズの結果が生存率として提示される。また映像ホールでは首都直下型地震が起きた場合に何がおこるのか・・臨場感ある体験でした。
*2階 「防災学習ゾーン」では災害時の状況やタイミングに合わせた備え、防災グッズや工作物の展示で災害への備えを知ることができました。
地震災害直後の支援が少ない時間を生き抜く「地震への備え」について考えて行きたいですね。
【参加者の感想】
・切実に地震や水害への備えをきちんとしておくことが大事だと実感した。災害時の家族との待ち合わせ場所を3ヶ所決める。家具の固定をしっかりと行うことを取り掛かろうと思う。
・防災グッズの備えは、日常生活の延長でできることが多く、そのうちにやろうと思いつつ実践していなかった。一つのリュックを持って逃げる、家族の待ち合わせを3ヶ所決める、この2点を直ぐに始めます!
・何となくの知識はあったが、実際には『そなえ』ができていないことを実感した。できることはたくさんあるので小さいことからでも一つずつ実行していく。まずは自分自身を守れないと、被災したときに他の人を気遣うことはできないと思うので。
・自分自身の備えはもちろんだが、福祉用具貸与事業者として、車椅子や杖の保管場所の確認や点検の重要性を再確認した。車椅子は利用者さんを乗せるだけではなく、重いものを運べる防災用具と感じた。いざというときのいろんな利用方法を考えておこうと思った。
・初めてそなエリアを見学した。スタッフの方が付いての説明、タブレットを使ってのクイズに答えたり、映像を見たり、あっという間の1時間半だった。防災グッズ等の確認をすることができ、とても勉強になった。
・楽しく勉強ができた。すぐにできることをすぐにしておこうと思った。
家具の配置、止める
食料を買いだめをしておく(すぐ食べられるもの、甘いもの等)
携帯トイレ(バッグに入るもの)
・『そなえ』をほとんどしていなかった。工夫して使えるものも展示されており、準備していこうと思った。
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第223回勉強会「成年後見制度について学ぼう~市民後見って知っていますか?~」
日時 2023年 10月14日 9:30~12:00
場所 レイボックホール大宮 第6集会室
参加者 21名(新規入会者2名・体験者2名)
【前半】 情報交換
*市民後見センターさいたま「公開講座」参加者募集中(申し込みFAX048-789-6666)
11月14日 (火)13:30~ 浦和コミュニティーセンター
「知っておこう!成年後見制度~認知症になっても地域で暮らし続けるために~」
講演:花俣 ふみ代さん(認知症の人と家族の会・本部副代表理事、埼玉県支部代表)
*家族信託
利用者の財産を家族に委託する(名義変更等)ことで、介護保険利用料の負担割合が3割から1割にできたケースがあった。
【後半】
講師:認定NPO 法人市民後見センターさいたま 中田会長・森戸理事長
☆成年後見制度についての知識を深め、NPO法人市民後見センターさいたまの活動を知ってもらう。
《内容》
・成年後見制度の制度説明、現状
・市民後見センターさいたまの活動
NPO法人(2018年 認定NPO法人となる)として2011年に東京大学市民後見養成講座メンバー中心に発足。
看護師、介護福祉士、介護支援専門員、精神保健福祉士等の医療、福祉分野や行政書士、宅建、相続アドバイザー、終活スペシャリスト等様々な資格を持っているメンバーで構成された正会員19名、賛助会員31名からなる。3人でチームを組み活動。
任意後見制度のみならず、介護保険では支援できない部分をあんしん見守りサービスで支援。
料金は随時:1回5000円 月極め:10000円/月
・事例を通じ学び(3例) 1事例ごとにグループで話し合い、質疑応答
【振り返り】
・相談先の一つに加えたい。
・所得や資産が少ない人はどうしたら良いのか⇒担当はできないが、他の支援先の紹介等は可能なので、まずは相談してください。
・首長申し立てより頼りがいがあると思った。相談させてほしい。
・知らない用語がたくさんあったので調べてみます。
・たくさんの支援のヒントをいただけた。
・ケアマネが相談の入り口となっていることが多い。困ったら相談させてほしい。
・名前は知っているが、何をやっているのかが分からなかったが、今日のお話を聞いて理解できた。
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第222回勉強会「障がい者支援と介護保険制度~理解と活用、本当にできていますか?~」
日時:2023年9月9日(土曜日) 9:30~12:00
場所:浦和コミュニティーセンター第8集会室
参加者:15名(新規参加者1名含む)
【前半・・情報交換】
・トヨタ自動車・・「いつでもウエルキャブ」後付けで福祉純正品を販売している。
車いす電動収納装置、助手席ターンチルトシート等、150,000円程度。
トヨタ車の中で適用車両のみ。買い替えるよりは安価で対応可能。
・NTT・・特殊詐欺電話対策で70歳以上の規約者または70歳以上の方と同居している契約者の回線を対象として、ナンバー・ディスプレイおよびナンバー・リクエストの月額利用料、工事費を無料で提供。ナンバー・ディスプレイとはかけてきた相手の電話番号を表示するサービス。ナンバー・リクエストとは非通知でかけてきた相手に対し、番号を通知してかけなおすよう音声で自動的に応答するサービス。
・さいたま市では住宅改修について介護保険以外での補助がある。補助は1回のみ。事前申請が必要。
☆介護予防高齢者住環境改善支援事業…包括支援センターに相談。
☆要介護高齢者居宅改善費補助事業
・来年度の法改正で、管理栄養士が居宅療養管理指導算定が可能になる案が出ている。主治医の意見書(指示書?)があれば、自宅に指導に行くことができる可能性がある。
・さいたま市中央区鈴谷公民館にて(9/15)管理栄養士による低栄養、フレイルに関する研修
・福祉避難所の状況等の情報ネット共有化が全国各自治体で始まることが決まった。これまでは政令指定都市のみだった。
【後半】
・障害者総合支援法と介護保険制度の比較、介護保険優先の原則を踏まえた適用関係等の説明。
・グループワークにて事例検討・・重度のALS(筋萎縮性側索硬化症)の事例を提供。
1、必要なケアをピックアップ
2、介護保険法・難病法・障害者総合支援法・医療保険制度、その他でどの制度のサービスに該当するかを検討し発表.。
・訪問看護の医療保険優先についての説明。
・精神障がい者の自立支援法の支援の事例を説明。
精神科の医療保険デイサービスがさいたま市と周辺で4か所あり。埼玉精神神経センターではナイトデイもやっている。
【振り返り】
・障害者法の制度のモヤモヤが少し解消できた。
・難病の利用者にかかわることが多いので利用者の不利益にならないようにしたい。
・包括勤務でみなし2号の利用者が多いので勉強になった。
・自立支援法についてもう少し勉強をしたいと思った。
・障害者サービスが10年前からかなり介護保険サービスの仕組みに近くなっていることが分かった。
・様々な制度を学び、障害者申請や精神科通院等、悪印象を持たれがちだが、利用者家族にとって有益に制度を説明できるように、知識と説明力が必要だと思った。
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第211回勉強会「事例から学ぶ住環境~福祉用具専門相談員と共に考える~」
日時 2023年 7月8日 9時30から12時
場所 浦和コミュニティーセンター 第14集会室
参加者 13名(新規入会者2名含む)
【前半】情報交換
・介護ロボット。介護職の身体負担を軽減するロボットのほかにも「人」とのコミュニケーションを図るロボットがある。施設でのフロア見守り時に利用者さんへ目線をあわせて、声掛けや一緒に歌うなどができる。
・埼玉県では民間業者との連携により高齢者の暮らしを支える制度として「プラチナ・サポート・ショップ制度」を創設しており、サービスを実施している店舗等は情報サイトで公開している。
・介護支援専門員の倫理綱領に行動規範が示された(令和5年6月25日)
・埼玉大学市民講座「企業変革の考え方・・組織の慢性疾患を乗り越える」に参加した
会社全体の問題を解決するためには、他部署の意見を排他的に考えるのではなく。連携やコミュニケーションをしっかり行うことの大切さを学んだ。ケアマネとしても多職種とよい関係を築き、利用者への支援をしていきたい。
【後半】
「事例から学ぶ住環境~福祉用具専門相談員と共に考える~」
グループワークで、事例をもとに住環境を考えた。
グループでカタログも見ながら考える。住宅改修かしら?福祉用具購入?レンタル?
そして発表です。
☆振り返り
・住宅の平面図をもとに必要な用具や工事を皆で考える過程は、考え方の違いが発想を広げられるよい機会になった。住宅改修をするときに相見積もりをとるが、相提案もとっても良いと感じた。
・人によって提案や発想が違うことが分かった。事業所内でほかのケアマネと検討して案を複数提示して、本人、家族に決めてもらうことができるといいと思った
・利用者の希望にも沿った住環境を相談しながら行うことでQOL向上の実現につなげたい
・ケアマネと福祉用具担当者の連携の重要さを感じた
・ちょうど初めて住宅改修のプランを立案しているのでとても役に立った
・福祉用具専門相談員と福祉住環境コーディネーター(住宅改修の時の理由書の作成もできる資格)の役割の違いを知ることができた
机上の相談ですが、二つの案はずいぶん違いますね。実際の改修もこの案とは違うものでした
貴重な体験ができました。福祉用具専門相談員のお二人に感謝です。
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日時 2023年6月10日 9:30~12:00
場所 武蔵浦和コミュニティーセンター 第6集会室
参加者 19名
第7回通常総会は正会員26名のうち19名の出席ですべての議案について審議終了いたしました
今年度の勉強会も受け身ではなく会員みんなの参加で実のあるものにしていきましょう
【後半】
情報交換 《その壱》・・いつもの情報交換
・エアウィーブが介護保険の貸与の商品に!褥瘡予防マットではなく、特殊寝台付属品
・一日に必要なタンパク質は1回20g✕3食・・つまり60g。例えば卵1個で6.2g,牛乳コップ1杯6・6g
・ケアマネ不足・・処遇改善金もつかず現場のワーカーさんより給料が安く、書類作成など苦労が多い
・埼玉県おもいやり駐車場制度・・今までは車いすマークなど100円ショップなどで購入し貼っていたが2023年11月からは市町村に申請したものを使用し車椅子用駐車場の適正使用を行っていく。協力企業などを募って、制度を広めていく。
情報交換《その弐》
①地域福祉の担い手
②交通弱者
③認知症
3つのテーマを用意し、それぞれ自分で一つを選び、グループごとにグループワークを行いました。
一つのテーマについてグループごとに活発な意見、情報交換ができました。地域差もあったりと色々と考える機会が作れたと思います。
☆うさぎ年の2023年度の目標は
「ホップ!!ステップ!!ジャンプ!!」~仲間を増やして飛躍の年にしよう~🐰
この会は、多くの会員で意見交換、情報交換でき、チャレンジする場でもあります。ぜひ仲間を増やし有意義な会にしていきましょう。
]]>第219回勉強会「法改正とICT化について~ケアマネ業務は簡素化・効率化できます!~」
日時 2023年5月13日(土曜日) 9:30~12:00
場所 武蔵浦和コミュニティーセンター 第7集会室
参加者 17名(体験参加者1名)
【前半】
《情報交換》
☆5/8コロナ感染症→第5類に移行したことに伴い
・ケアラー感染、入院した場合に要介護者を支援する施設の受け入れ終了に
・厚労省の運営基準コロナ禍特例の一部見直し実施
モニタリングや担当者会議の開催は元に戻る。介護保険証の認定の延長は市町村によってばらつきがある
(さいたま市はR5年度末まで可能。上尾市は対応なし。以前より対応がなかった市町村もある)
・R5年秋以降、無料だった医療費が個人負担に(PCR検査は5~6000円、治療薬タケプリオは27.000円程度、入院費も負担発生に)
☆マイナンバーカードの健康保険証の登録は自分で行わなければならず、スマートフォンなどの操作に不慣れな人は支援が必要になってくる
☆医療保険訪問マッサージについて、中間マージンを取り、フリーのマッサージ師に発注している業者がいるので、鍼灸マッサージ協会に問い合わせると良い)
☆学校薬剤師が小中学校にてがん教育を開始することになる。がん患者との接し方や家族のフォローの仕方など年齢に沿った内容で教えていく予定
☆東京都で介護度を改善した場合の報奨金制度が始まる予定・・維持は10万円、改善した場合は20万円程度
【豆知識】
☆服薬忘れを防ぐ福祉用具
・くすりコール・ライト・・介護保険対応ではない、販売のみ(38000円程度)
カレンダーポケットに朝・昼・夕・就寝前薬7日分をセット
ポケット上部のランプが内服時間に点滅し、内服時間をお知らせ
内服したら点灯を消すボタンを押す・・・事前に登録しているスマホアプリに内服したいか通知が届く(アプリ3台まで登録可能)
・くすりコール・・介護保険貸与1500転移程度で検討中(現在は販売のみ。75000円程度)
服薬ボックスに朝・7昼・夕・就寝前薬7日分をセット
設定した時間になると音声でアナウンスし、服用する「薬ケース」が点滅・・・他へのお知らせ機能はなし
【後半】
1 介護報酬改定でのICT化、コロナ禍特例等から居宅介護支援業務の変更事項の説明
2 ICT活用例の説明
クラウド系介護ソフト活用
・経過記録等の音声入力、定型文登録活用での入力簡素化
・保険証・負担割合証等のスキャン画像送信
・提供票やケアプラン等の帳票PDF送信
・社内書類の共有・・ペーパーレス化
3 ICT化のデメリットや問題点
・データ受け取りをするサービス事業所は、別のソフトを使用しているので各々ダンロード対応が煩雑
・データ送信が混み合っている時期は、データ受け取りに時間がかかる
【振り返り】
・時代の流れに乗りながら、デメリットも考えてICTを活用していきたい
・ペーパーレスはとても良いと思う
・ケアマネだけではなく多職種の共通で行うと良くなるものだと思うので、面倒と思わずにチャレンジしていきたい
・これまで受け身の姿勢だったが、業務が楽になることがわかった。所属している会社にも勧めたい
・安価で行政から義務化されると、業界全体で、情報共有していけるかなと思った
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第218回勉強会「薬剤師と連携していますか?~意外と知らない制度のイロハ~」
日時 2023年4月8日(土曜日)9:30~12:00
場所 浦和コミュニティーセンター第7集会室
参加者 17名
【前半】
☆情報交換
・パーキンソン病の方専門の施設が南与野にできた
・櫛引2丁目にクリニック併設の通所リハビリテーションができた。80分を3クール行う。訪問リハビリも行う
・マイナンバーカード・・マイナ保険証のみならず介護保険証、負担割合証、ケアプランの表示なども検討されているようだ
・ケアマネの実習生の受け入れをしている。再度勉強ができるいい機会
・2024年度改正で要支援の方のプランも包括委託ではなく直接受け持つことが検討されている
☆豆知識(今年度から豆知識復活です)
・リフィル処方箋・・昨年の改正・・特定の疾患に限られるが一枚の処方箋で3回までおくすりをだしてくれる(一回が30日分まで)
利用は全体の1%にとどまっている
処方箋をなくしてしまうなどの心配もある
リフィル処方箋を利用したいときは主治医に相談
【後半】
「薬剤師と連携してますか?~意外と知らない制度のイロハ」
・実際にどのように連携していますか?どのような依頼をしていますか?(GW)
・きちんと服薬できない独居老人の事例を考える(GW)→服薬支援はその人の生活に合わせた支援が必要
服薬できていない状況、原因のアセスメント
薬剤師から処方医に処方提案してもらうなど検討
・言葉について
服薬指導・・投薬ではない
配薬・・配達ではない
☆振り返り
・改めて薬剤師と薬局の役割を学ぶことができた
・薬剤師への相談の仕方がわかった。薬剤師を頼りにしたい
・訪問時にお薬手帳を確かめるようにしていきたい
・アセスメントをしっかり取って薬剤師にきちんと提供したい
・おくすりを飲んでもらうために薬剤師と連携していきたい
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日時 2023年3月11日 (土曜日) 9:30~12:00
場所 さいたま市浦和コミュニティーセンター第8集会室
参加者 14名
【前半】
いつもの前半は情報交換ですが今回は次年度の勉強会に学んでみたいことを会員の皆さんで意見を出し合っていただきました。この勉強会はみんなで作っていくものです。ここは失敗をしてもいい学びの場です。
・ケアマネジメント(記録、コミュニケーションスキル)
・医療(高齢者の疾患)
・障害者支援
・葬儀について(葬儀屋さんから話をきこう)
・補助金制度(利用者が利用できるもの)
・認知症(チームオレンジ)
・薬剤師の活用方法
・BCP(各々事業所、地域】
その他色々と意見が出ました。次年度のプログラムに反映していきます。
【後半】
「成果発表会~2022年度の振り返り~」
今年度それぞれのテーマを担当していただいた方々からその成果を発表していただきました。
・「ハラスメントについて」・・施設ケアマネ
・「リハビリテーションのセカンドオピニオンについて」・・理学療法士
・「住宅改修と福祉用具について」・・福祉用具事業者
【振り返り】
・理学療法士、ケアマネージャー、福祉用具事業者、それぞれの視線での切口、参考になった
・セカンドオピニオンを求めることで違った視点から見ることができるので選択肢の幅が広がると感じた
・セカンドオピニオンの話はとても興味深い
・自分のテーマに取り組み、チャレンジしていくことは良いことだと思った
・比較することから始まる。モニタリングの重要性を学んだ
・契約書、アセスメント、モニタリング、あらためて重要性を感じた
・チームを組んでやっていく・・一員になったときはしっかりと提案していく
・相手に伝わる発表だった
・担当することでプレゼンテーション能力が上がる
・振り返りが大切
・継続は力なり
テーマに取り組んで発表することはプレゼンテーション能力が上がったり、視点が変わっていったりと得るものがたくさんあると感じました。みなさんもぜひ担当してみてください。
2022年度はやっとすべての勉強会を開催できました。
いよいよ2023年度が始まります。皆さんでみのり多い勉強会にしていきましょう。
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第216回勉強会『事例検討会』 専門職(ケアマネ)として業務を考える~事例から考えてみよう~
日時 2023年2月11日 9:30~12:00
場所 浦和コミュニテーセンター 第11集会室
参加者 19名(体験者1名)
【前半】情報交換
・骨も老化する・・栄養と運動が大切。踵落としの運動は有効と言われている
・ロボットアシスト付きの歩行器・・手を離すと止まる。傾くと止まるなどの機能がある。重さは9Kg
・書籍紹介「病知らずの体のしくみー背骨から健康を知る」河野 俊彦著(元就出版社)
・飲み物にとろみを加えることができる自販機や、炭酸飲料用のとろみ剤がある
・栄養ケアステーションがさいたま市で始まった
・伊奈町では車いすを三台借りることができる。例えば1階、2階、外用など。保険者によって解釈が違うので確認。
・介護現場では週休3日制の導入がされているところもある
【後半】事例検討会「判断力なし、介護者が急死‼ 身寄りなし‼ どう、支援する?」
事例シートは作成せず、ライブ形式で事例を検討しました。この形式ではシートを作成する苦労はなく、参加者は用紙に目を落とすこともなく、みんなが事例提供者の方を見て活発な意見がでる方式です。
・要介護5。同居の介護者が急死。身よりもなく、ケアマネとしてどう支援したら良いのだろうか。どこまで支援したら良いのだろうかと、担当者は悩み事例を提供してくれました。
【参加者の振り返り】
・ケアマネは支援の開始から各関係者と繋がっておくと良い
・支援の際、想定されそうなプランは早めの準備が必要
・ケアマネがどこまで動くかの答えは出ないが、ひとりで抱え込まず、後見人をつけたり専門医につなげたりと各関係者を巻き込んでいく力も学んだ
・利用者の支援に関わっている多職種として、ケアマネにちょっとした情報も報告したほうが良いと感じた
・ケアマネは多職種につなげていく仕事。いろんな情報を持つことも大切
・導入時に収入や家族のことなど、聞きづらいことは聞いておくとよい
・後見人制度などいろいろな制度はあるがハードルが高い場合や、不足しているサービスがある。ケアマネはサービスがなかったら作る!提言していこう!発信していこう!
【事例提供者の振り返り】
介護者に後見人制度利用提案後、動きが無かった時点で、一緒に相談に行くなど専門機関へ繋ぐ支援を積極的に行うべきだったかなと感じた。ケアマネの私自身が、専門機関に動いて繋ぐ必要性を学ぶことができた。
みなさんも、ぜひ事例提供してみてください。一人では気づけなかったこと、発見がきっとありますよ。
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