さいたま市市民活動サポートセンター さポット星のしずく活動報告福祉、たすけあい第36回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

第36回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

公開日:2023年04月10日 最終更新日:2023年04月10日

2023年4月9日(日曜日)は、オンラインの集いでした。

 

参加者9名様、うち初参加者は1名様

 

どなたをいつ頃亡くしたのか自己紹介で一巡。

パートナーを亡くされた方々、子を亡くされた方々が集い、一つ画面で語り合いました。

 

 *

年度初めの4月、この時期に湧いてくるそれぞれの思い。

 ――桜が苦手になった

 ――当初は青空さえ辛かった

 ――この時期の空気感に胸が締め付けられたこともあった

 ――衣替え時期に纏わる言葉にし難い悲しみ

 

ふいに入学式の場面に遭遇したときの心境(親御さんの立場)。

同じ場面に遭遇しても、事後間もない頃と数年後での感じ方や想いには違いがあること。

 

 *

日常生活で、なき人の話題は敢えて出さない。

敢えて出す人。

 

どちらにしろ、家族は皆、常にこころに住まわせているのだろう。

 

 *

職場の同僚たちの会話(この時期の話題)に対して、当たり障りのない会話術を身につけてしまった。

 

 *

旅の途中で会った方との、何気ない世間話の中にも、遺族となり自身には叶えられそうもないエピソードが潜んでいたことがあり、言葉に詰まる思い。

 

 *

先立った大切な人と自分との思い出や関係性を語る。

些細なエピソードであれ、大事な大事な宝物を、安心してお披露目するような時間。

こんな人、こんな子、思い出のエピソードを語ることで、あらたに見えてくる部分もあったり、傾聴し合う中で、気づきをもらえたり。

 

メンタル的なこと以外に、遺族間だけでは解決し難いと想定される法律的な問題について、助言や情報・意見交換をする場面もありました。

 *

 *

その後、一時間ほどクールダウン茶話会タイム。

 

『こんな悲しい事があった後でも、辛い出来事は容赦なく起きるものだ』という話題を私が上げてみました💦

私自身事後直後肺の手術、それから6年後、乳がんに罹患したこともありましたので、とてもリアルに『容赦ない』を実感していますが、話題を振ってみると、皆様にもけっこうあることがわかり、私だけじゃないのだな~、それでも皆様頑張っているものだな~と、闘病や持病についてのお話も聞けました。

m(__)mありがとうございます。

 

大切な人と紡ぐ、新しいプランを考えていらっしゃる方のお話に、良い意味で刺激にもなりました。

 

長時間画面越しで、皆様お疲れ様でした。

 

 ◆ ◆ ◆

 

次回第37回 星のしずく*自死遺族の集いは、対面で行われます。

2023年5月7日 第1日曜日 

13:30〜16:00頃まで。

(受付は13:15~)

武蔵浦和コミュニティセンター(サウスピア8階)

その後のクールダウン茶話会(夕食会)も任意でご参加ください。

※浦和(コムナーレ)とは別会場です。

 

対面の集いは予約不要です。

お気持ちが向きました時にご参加ください。

星のしずく*管理人

この記事を見た人はこんな記事もチェックしています