さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生サクラソウ自生地のヨシは減らないで頑張っているでしょうか

サクラソウ自生地のヨシは減らないで頑張っているでしょうか

公開日:2025年11月23日 最終更新日:2025年11月23日

2025年11月22日の小雪は雲一つない日本晴れだった。風もほとんどなく穏やかな小春日の一日でこの2~3年の小雪の常だ。

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2017年の台風21号に続き2019年の台風19号のさいたま市付近を通過した大冠水で、それまで減り続けてきたヨシが結構持ち直した気がしたが、どうなのだろう。オギより湿地を好むヨシの増減は気にかかる。2017年の冠水前には荒木先生はオギとヨシの比率を5:2くらいとおっしゃっていたが現在もそのくらいの比率はあるのだろうか。

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B区の駐車場側。区切りの柵よりはるかに上にヨシが伸び出している

湿地を好む順でイネ科の3種を見ると一番はヨシ、次がオギで一番乾燥地を好むのはススキだ。ススキは主に堤防にあり、自生地はオギとヨシだ。そして自生地のヨシは主に自生地の境の外側に多い。

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オギの穂には禾が無い事でススキと区別できる

前回7日の立冬の時よりオギの倒れ込みが少なくなってどうやら通れた中央観察路を入ってE区の突き当りまで行ってみた。中央辺りではヘクソカズラの実やコカモメヅルの袋果やコメナモミなども見られた。

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ヘクソカズラの実はひびやあかぎれの民間薬として使われたようだ

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コカモメヅルの袋果が熟すと裂開し、絹糸状の冠毛を持つ扁平な種子を飛ばします

第2次指定地のノコンギクは花が終わり、冠毛を付けていました。

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この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。

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