隣接した桜草公園が他の都市公園と同じ管理運営方式なのに驚愕
公開日:2025年09月03日 最終更新日:2025年09月03日
登録元:「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」
2014年発行の田島ヶ原サクラソウ自生地 保存管理計画策定報告書の会長の佐々木寧名誉教授の巻頭言に今回初めて目がいきました。
<前略>「サクラソウ自生地に隣接して整備された桜草公園が、他の都市公園となんら変わらない管理で今も進められている事に驚きを禁じ得ない。生態学では、一定の個体群の維持のためには周辺に多様な個体群存在の必要性、および周辺環境、緩衝地帯の必要性がいわれ、状況に応じた順応的管理が当たり前となっている」<後略>
と述べて桜草公園の特殊性を述べていました。
この報告書が出された2014年も毎年つるべ落としで株数が減っていましたが、何も手を打っていないので今年は調査開始以来最低の45万株に沈んでいます。上記の言葉はしっかりと受け止めて実行せねばサクラソウの未来はありません。
4.12haのサクラソウ自生地の中だけでは何も解決しない事を佐々木名誉教授は喝破しています。最低を毎年更新しないようさいたま市の教育委員会はしっかり頑張って下さい。
2001年の保護増殖実験調査事業報告書につけられた提案です。
25年後の今日、是非とも日の目を見させて下さい。
この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。