さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生さいたま市が全国に汚名を流さぬよう皆で頑張りましょう

さいたま市が全国に汚名を流さぬよう皆で頑張りましょう

公開日:2025年07月24日 最終更新日:2025年07月24日

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大暑の空はあくまで青く澄んでいました

今年の大暑ほど二十四節気の言葉がドンピシャリで、身に沁みた事はありません。
自生地を一回りしてヤレヤレと駐車場の縁石で一休みして立ち上がってビックリ、縁石がお尻の形に濡れていました。汗で下着ばかりかズボンもびっしょりだったようです。

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2025年のサクラソウの株数は観測史上最少の45万株です。その唯一最大の原因は桜草公園とサクラソウ自生地が同じ土地の中にありながら、湿地を好むサクラソウ自生地と周囲の桜草公園の方針が異なる事です。

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オニユリが大暑の自生地をより暑くしていました

現在工事中の第2調節池が完成するとさいたま市の荒川河川敷は洪水などはなくなり、ますます乾燥化が進みます。その中でサクラソウは生き残れるでしょうか。サクラソウは少なくなり、このままでは野田のさぎ山の二の舞になり、特別天然記念物指定取り消しとなりかねません。
そうなるとさいたま市は2件の特別天然記念物指定取り消しを受けるとの汚名を着せられます。

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このところミズタマソウが鴨川側に進出し繁茂しています

この事態を避けるための回答は明確です。桜草公園とサクラソウ自生地の指揮を一本化して世界遺産のコアゾーンとバッファゾーンの関係にすれば、サクラソウ自生地の湿地化が保たれ田島ヶ原のサクラソウは生き残れます。
235万株がたった19%の45万株に減少してしまったのです。しっかり腰を据えて対策を実行していかねば大変です。

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ゴマダラチョウ

この環境の中で湿地を好むサクラソウを守っていくのは至難の業です。自生地の湿地化の唯一の武器が長いゴムホース一本という現状を真剣に考えて下さい。

この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。

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