田島ヶ原のサクラソウは小学生の感性に支えられ輪を広げます
穀雨の4月20日は終日曇天。最高気温24.1℃でもう少しで夏日の暑い日だった。
サクラソウ自生地は多くの所にスイバが伸び出し、一時のノウルシの世界が一面の薄赤茶のスイバの穂の色に変わっていた。
観察路近くのサクラソウは比較的見やすくなっているので、ノウルシなどに邪魔されながらも観察できる。今年はポリネータのヒゲナガハナバチの姿は見かけなかったが、もう種子をつけている株が見られた。荒木先生の報告では遺伝子が上手く多様性をもって引き継がれているとの事だった。正常な種子繁殖で繁殖も行われているようだ。
サクラソウ白は早くからE区の斜面下辺りに鴨川側の観察路から見られた。
4月6日にはアマドコロの花をお客さんに教えられてビックリしたが20日には全域でしかも群生して見られるようになった。
チョウジソウの花が見られるようになり、全盛を極めたノウルシはほとんどが果実をつけて、ジロボウエンゴサク、ヒキノカサの小さな花も少なくはなったが所々に見られた。
今年は油断して補完地に行ったのが16日になってしまったら、たくさん咲いていたサクラソウもヒキノカサも全てヨシのスダレ越しになってしまった。
4月10日には例年の如く新開小学校の4年生が見学に来てくれたが、今年は毎日新聞がカラーで報道してくれて双方の宣伝をしてくれた。
4月14日にさいたま市立別所小学校に東久留米の當麻賢一さんから田島ヶ原サクラソウ自生地ゆかりのサクラソウをご寄贈頂き校長先生も立ち合いの下、3台のプランターと大鉢のさくらラソウを花壇に植えこんだ。
この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。