さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生芒種の自生地で希少種のノジトラノオが多く見られます

芒種の自生地で希少種のノジトラノオが多く見られます

公開日:2024年06月06日 最終更新日:2024年06月06日

桜草公園の鴨川の土手も除草され、繁茂していたクララはきれいに刈られてしまった。

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芒種の自生地はオギが背丈以上に伸びだして観察路からは左右の展望が効かなくなった。
今の季節は自生地にとっては保護の時期になり、観察路もヨシやオギなどを自然に任せているようだ。そんな事も好影響しているのだろう、久し振りにセッカやオオヨシキリの声もすぐ近くで聞こえた。

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全域でノカラマツが大きく育って花をつけている。花というにはおこがましい雄しべと雌しべだけの花だが多くの虫を集めている。ノウルシはすっかり見られなくなり、シオデの牛の尻尾のような蔓の先やアスパラにによく似た先端、ヒルガオや大きな葉のガガイモなどのツル植物が目立つ。

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今年は絶滅危惧Ⅱ類(VU)のノジトラノオが多く見られる。
荒川河川敷ではオカトラノオ属が少なくなった上にほとんどが雑種のイヌヌマトラノオになっているだけにノジトラノオは本当に貴重だ。
240605nojitoranoo078ウマノスズクサを育てている土合小学校ではジャコウアゲハの幼虫が見られるようになり、2日には花壇の周囲の竹を登っていくのも見られた。今日は蛹を見られると期待してアチコチ見て回ったが残念ながら見つからなかった。
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この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。

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