さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生草焼きの準備が進んでいる暖かな寒の入りでした

草焼きの準備が進んでいる暖かな寒の入りでした

公開日:2024年01月07日 最終更新日:2024年01月07日

寒の入りの小寒だが、空気は冷たいものの陽光は暖かく厚いセーターも着こんでいた上半身は汗ばむほどだった。

サクラソウ自生地は10日の草焼きの準備で刈り倒しがされていたが、かなり意図的に残したり、刈り込んだりしているように見えた。まだ準備の途中なのかもしれない。
観察路の柵の保護と延焼防止のために柵の近くを刈りこむのは毎年の事だ。
ちなみに観察路の幅は概ね2.5m。刈り込み幅は2.5m~3mだ。

240106chuokansatsuro

自生地内のハンノキは今、長さ4~7cmのサラミのような雄花序をつけているが、毎年の事でよく知っているのだろう、下の方にはまったく付けていない。火の影響を受けない上の方だけに付けている。C区の中央観察路沿いの木は雄花序が全体的に少なくなったが、上の方は満艦飾に付けている。でも毎年の草焼きの影響か、樹勢は衰え始め枯れ始めてしまっている。

240106hannoki

 

240106hannokiue

 

 

 

 

 

 

 

 

 

240106hannokishita

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左上はハンノキ。右の2枚の上はハンノキの上の方の雄花序、下は木の下の方にまばらについている雄花序

全体的に刈り込みがきつく枯草が部分的に集められたり、枯れオギがわざと刈残されたりしているような気がした。

240106cku035240106aku031

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の左はC区を鴨川側から見た写真。右上はA区を広く刈り取った方から立ち枯れた荻を刈残した風景。

 

240106eku087

240106dku084

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左はクヌギの周囲を刈り取って木を保護している風景。右はD区の一部のオギを刈残している。

第2弾の「田島ヶ原サクラソウ自生地を再生させたい」クラウドファンディングは444万4千円、支援人数96人。第1回分と合わせると732万1千円の支援金になる。支援人数は第1回目の48人が96人に膨らんだが単純に144人にはならないだろう。
前回も書いたがこのクラウドファンディングは何かを造ろうとか修理しようとか一回で終わる目に見えるものへの支援ではない。長く繰り返してようやく少しづつ効果が出て再生の軌道に乗るプランだ。

240106kiduta

もの皆すべて枯れ姿の自生地で一人緑の葉を茂らせるE区のキヅタ

一番大切なのはこの支援いただいている人たちにどう継続して頂けるかだ。しっかり情報をお伝えして毎年ご支援いただくよう、最上級のフォローをしていく事が必須だろう。

240106kidutahana

この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。

この記事をチェックした人はこんな記事もチェックしています