さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生立秋のサクラソウ自生地は爽やかな香りが漂っていました

立秋のサクラソウ自生地は爽やかな香りが漂っていました

公開日:2023年08月09日 最終更新日:2023年08月09日

2023年8月8日の立秋には東京都心の猛暑日が過去最多の17日になったという。さいたま市の7月の猛暑日は15日だったというからさいたま市でも同様かそれ以上は確かだろう。

6時30分の立秋のサクラソウ自生地の上空は青い空が広がっていたが西の方は怪しげな雲が湧いていた。さいたま東村山線の堤防はきれいに除草されていて、帰り際には歩道のフェンスに絡んだつる草も除いていた。

230808norimen折角除草してきれいになったのにまた古タイヤの不法投棄です。厳重に取り締まりたいですね

サクラソウ自生地はA区の道路際のヨシが枯れていた。一昨年あたりからの現象で、イネ科の高温障害と思うが、暑さの影響だけだろうか?それなら他の所でも同じ現象が見られそうだが、不思議な事にここだけであとの所で枯れている所はない。唯一違うのはここはアスファルトの道路に面していて照り返しがかなりきつい事だ。

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自生地内はオギやヨシが大きく伸びているのと露が多いのとでかなりきつかった。今年はガガイモやヤマノイモなどが見られる代わりにコカモメヅルの花が全く見当たらない。今頃の朝に観察路の真ん中あたりには必ず花開いていたカモメヅルの花が見られません。シロネが小さな白い花を多くつけている他はアゼオトギリ、ミズタマソウも終わりかけて、オニユリはもう花がありません。唯一ユウガギクがポツリポツリと白い花が見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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B区の公園側には馥郁たるクマリン の香りが漂っていた。もうフジバカマが咲いているのかと思ったが花はまったく見られず、蕾ばかりだった。
でも、調べてみるとフジバカマは花に香りがあるのではなく、全草に香りがあり、乾かすと香りが強くなるようだ。
クマリンは(coumarin) は桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種で、バニラに似た芳香があり、苦く、芳香性の刺激的な味がする。
昔中国ではフジバカマを蘭草と呼び、乾かして浴場に入れたり身に着けて香料としたようだ。

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フジバカマは株数もだいぶ増えてきました。これからのサクラソウ自生地の主役です

この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。

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