さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生ノウルシはどう考えてもスプリングエフェメラルとは思えません

ノウルシはどう考えてもスプリングエフェメラルとは思えません

公開日:2023年03月22日 最終更新日:2023年03月22日

朝から雲の多い空模様だったが、気温は19℃くらいまで上がり、暖かな2023年3月21日の春分の日だった。
東京の桜はほぼ満開に近いようだが、さいたま市中の桜は4~5分咲きだった。桜草公園はいつも遅く、今日はせいぜい2~3分咲きだった。でも公園は若い家族連れで賑わい、お昼には満車状態だった。

230321seinanzakura

サクラソウ自生地はアマナの白い花の絨毯も消えてノウルシの天下。黄色い花を満艦飾に咲かせていた。でも、同じ黄色でも菜の花に比べるとチョウの訪花がほとんど見られないのは腺体に蜜があるのでチョウの口吻には合わないからだろうか。
スプリングエフェメラルとは「春先に花をつけ、夏までに葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称」(ウィキペディア)という。それなら5月の終り頃には枯れて地上部が無くなるノウルシはまさしくピッタリだが、どう考えて「はかない命」には思えない。

230321nourushi sakuraso070

ノウルシの陰に咲くサクラソウ。春まだ浅いうちは北風除けにもなる?
230321nourushi

自生地一面のノウルシ

ヒキノカサやジロボウエンゴサクの小さな花が見られるようになった。今年はツルボの株が多く見られると思っていたら、今日は年配のご婦人も気が付かれたようだ。

230321jjirobo

ジロボウエンゴサク、これぞまさにスプリングエフェメラル230321hikinokasa

ヒキノカサはカエルの傘に見立てた

復路、新開小学校に寄ってみるとプランターや鉢植えのサクラソウが大きな芽を出していた。一週間遅れで芽分けをした土合小学校はまだまだ小さな芽生えだった。

230321puranta

この情報は、「田島ケ原サクラソウ自生地を守る会」により登録されました。

この記事をチェックした人はこんな記事もチェックしています