さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生さいたま市民は積極的に調節池に関心を持つべき事を桜エコ・フェスタで強調

さいたま市民は積極的に調節池に関心を持つべき事を桜エコ・フェスタで強調

公開日:2023年11月14日 最終更新日:2023年11月14日
登録元:「ビオ・荒川さいたま

4年ぶりに館内開催になった桜エコ・フェスタは11月12日の日曜日に開催された。4年振りの現場での開催で急に寒くなった天候にも拘わらず多くの人が来場してくれた。
野外と1階には物販のお店が並び地産の農産物や地元ゆかりの品々が来場者の興味を引いて賑わった。2階には抽選会場や休憩所も設けられて、各種展示も行われた。

私達は現在羽根倉橋上流の旧ゴルフ場で行われている第2・3調節池の展示を行った。元々東京都を洪水から守るのが第一義の工事で河川敷でも奥のゴルフ場跡だけにさいたま市民の関心は薄い。でもそれでは単に洪水を防ぐための囲ぎょう堤とその付属施設が造られ地元さいたま市には何のメリットもない。
何とか市民の関心を呼び起こそうと展示を開催した。

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「さいたま市民に何をもたらす調節池」をメインのスローガンに掲げて、第1調節池の中にある特別天然記念物田島ヶ原サクラソウ自生地の展示も行った。
荒川河川事務所や工事事務所から頂戴したダムカードや調節池カードを利用してアンケートも行った。

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アンケートについては集計ができ次第発表するが、予想通り関心が低かったようで、心配は大きくなるばかりだった。
とにかく先に書いた様にこの工事は東京都を洪水から守ることが第一義なので、工事に携わっている人たちもとにかく強い囲繞堤を造ることが目的で地元さいたま市の自然保護やメリットは私たちが声を上げねば表面化しない状況だ。今回の展示でそれぞれの市民が強く関心を持たねばならないことを再認識させられた。

 

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とにかく私達さいたま市の荒川河川敷に新しい堤防を造る工事で、そろそろ主役の囲繞堤は姿を現し始めている。
付属施設の池内水路はコンクリートだけで作られたら流れが速くなり水草も生えず、魚も住めません。横も底もコンクリートで固める3面張りは絶対に不可です。堤防も周囲堤とは違う洪水の時だけに役立つ囲繞堤ですから市民のくつろぎの場、四季を感じ、市民の憩いの場となるような工夫をするべきです。そして子供達には安全な河川敷にしないと広大な立入禁止区域の誕生を招きかねません。

とにもかくにも私達さいたま市民が声を上げねばさいたま市の新しい河川敷はさいたま市民の租界になりかねない危険があります。

この情報は、「ビオ・荒川さいたま」により登録されました。

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