さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告自然、環境、生き物共生オギやヨシが猛暑からサクラソウを守っています

オギやヨシが猛暑からサクラソウを守っています

公開日:2022年09月13日 最終更新日:2022年10月05日
登録元:「ビオ・荒川さいたま
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オギやヨシが猛暑からサクラソウを守っています

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2022年9月8日の白露は朝から雲が広がり今にも降りそうな空模様だった。
自生地ではオギやヨシがますます伸びだしてサクラソウの根を猛暑から守ってくれていた。

草花ではキンミズヒキが全ての観察路付近で見られ、第2指定地ではオギが少ない事もあって金色の景色を展開していた。センニンソウの白い群生も歓迎してくれ、ツルマメの小さいが鮮やかな花も随所にあった。A区にはツユクサの群生が広がり、シロバナサクラタデの白い花穂が全域で見られるようになった。

アキノノゲシが中空で花開いて辺りを見回し、鴨川側でキクイモが大きく風に揺れていた。B区の公園寄りにはフジバカマがかなり増えて多くの蕾を付けていた。ツルボ、ヤブツルアズキ、メドハギ、堤防にはマルバルコウソウ、マメアサガオそしてヘクソカズラもあった。
左はキンミズヒキとスズメウリの花

新開小学校ではサクラソウが自動散水装置の所から元の校門脇に移されていた。夏休みが終わって生徒たちが直接水やりをする所に戻ったようだ。

自生地内に設置されている案内板もオギに埋もれています。

バラ科のキンミズヒキをセイヨウミツバチが吸蜜していました。

果実は萼筒と萼片に包まれて熟し、棘で他について運ばれる。

アキノノゲシの茎の上部の葉はほどんど全縁で小さい。

第2指定地のヌスビトハギは花がほとんど終わっていました。名の由来を節果の形を盗人の忍び足の形に譬えたとの説通り、通常外来種のアレチヌスビトハギとの区別点は2つの節果とくびれが深い事と言われます。

念のためにツルボを調べてみたらユリ科ではなくキジカクシ科でした。

新開小学校のサクラソウです、根が順調に育っているのを本木さんが念の為に確認済みです。

センニンソウとミズタマソウのツーショットです。

花の中が白いヘクソカズラをご存知の方は是非教えてください。自生地にもありませんでした。

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