自然保護は私達自身の手でがアンケートの結果です
公開日:2023年12月02日 最終更新日:2023年12月02日
エコフェスタでの調節池についてのアンケートで自然保護は地元の責任と再認識しました。
設問1,2は調節池の読み方と機能を質問しました。
調節池の池は普通に読んだら「チ」ではなく「イケ」と思ったので質問してみましたが、はいといいえの差は思ったほどではなく、大きな差はありませんでした。
「ちょうせつち」という名詞が案外浸透している事を感じました。
調節池工事の実体は囲ぎょう堤という洪水の時に機能する堤防を造る事です
設問3は「何処が洪水になるのを防ぐため」なのでしょうとの設問でほぼ想定通りの回答でしたが、中に「5年前の新開1丁目の洪水はなぜ起こった?」との疑問を書いた方がいました。洪水の怖さを体験した人なのでしょう。
設問5の調節池についてもっと知りたいですか?との設問はあまり意味が無かったように思いました。
第2調節池の取り敢えずの工事は来年の3月が目途のようです
設問4の「荒川第2調節池は洪水の時に役立つ堤防や雨水を流す小川を造っています。この堤防や小川を市民の憩いの場所にするにはどうしたらいいと思いますか」の回答を見て改めて調節池工事と環境・自然保護とは別物という思いを強くしました。
調節池工事に従事しているのは国土交通省の方たちです。任務は頑丈な管理しやすい調節池、言い換えれば大雨で増水した時にその水を受け止めて決して崩れない堤防(囲ぎょう堤)とその関連施設を造る事です。しかも3~4年で転勤を余儀なくされます。
このようなミッションを持った人たちに環境・自然保護を考え、実施して欲しいといってもしょせん無理な話という事に今回改めて気づかされました。
調節池に関する環境・自然保護は地元のさいたま市が考え実施する、工事事務所と連絡を取りながら計画・提言・実行していく事なのだと気づきました。
左岸堤防上の調節池の説明版 背景は昭和田んぼ
底面も側面もセメントで固めた3面張りの池内水路は工事事務所にとっては工法も簡単で管理しやすい水路という点でベストの選択肢です。でもさいたま市にすれば流れが早く危険で、草も生えず魚も住めない川で不可な事は当然です。
「自然観察のため、畑にする。木を植えて散歩道を作る」という提案がありました。河川敷をコンクリートで固めてグレーインフラにしないのはさいたま市の役目なのです。ここに住むさいたま市民が環境・自然保護については積極的に関与し、提言し、リードしていかねばならないのだと再認識させられました。
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