さいたま市市民活動サポートセンター さポットビオ・荒川さいたま活動報告自然、環境、生き物共生寒露の自生地はアキノノゲシの花園でした

寒露の自生地はアキノノゲシの花園でした

公開日:2020年10月09日 最終更新日:2022年09月13日

タイトル 寒露の自生地はアキノノゲシの花園でした

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台風14号の影響で10月8日の寒露は終日冷たい雨が降り続いた。自生地には前日に行ってきた。

中央観察路を入って間もなく初めての面白い植物に出会った。編み笠のような総苞が特徴的だった。でも調べると普通に見られる雑草のエノキグサだった。
畑や道端に生えるトウダイグサ科の一年草という。アメリカセンダングサも見られ、洪水で流されてきたようだ。

B区とD区の公園に近い区域はアキノノゲシが群生し、さながらアキノノゲシの一大花園になっている。いつもなら主役のツルフジバカマが脇役だ。スズメウリやヤブマメ、ゲンノショウコも例年よりはるかに多く、特に第2次指定地に多い。これも台風19号の冠水の置き土産だろう。

シロバナサクラタデは相変わらずだ。サクラタデも見られるようになり、全域でカナムグラの雄花が花序を立てている。ユウガギクがかなり見られるようになった。レモンエゴマが花をつけ始めアキノウナギツカミも一部で群生をし始めた。

D区に群生するアキノノゲシ。中央の旗は調査の目印のようだ。

雌花の総苞を網笠に譬えた別名アミガサソウのエノキグサ。

サクラタデの花はシロバナサクラタデより一回り大きい。

カナムグラの雄花序もかなり多く感じました。

下痢止めの民間薬として有名なゲンノショウコ。

自生地ではあまり見られなかったヤブマメも今年は多い。

葉を乾燥させると暗赤褐色になるのがツルフジバカマの特徴。

カラスウリと違って雌雄同株のスズメウリ。

これからが本格的シーズンのレモンエゴマ。

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