第101回自然観察ハイキング
見沼グリーンセンターでは木々が芽吹き、やわらかな緑の色彩に春の息吹を感じながら観察会をスタートした。モチノキやコナラの花を観察し、見沼代用水西縁沿いではドイツトウヒを眺めつつ、川島橋を渡って土呂自然の森へ向かった。
土呂自然の森は、みどり愛護会の土呂・盆栽支部によって保全管理されている緑地である。ケンポナシやミズキ、スギ、ムクノキといった高木のほか、ヤブツバキやタラノキなどの中低木、さらにハランやヤブカンゾウなどの下草が豊かに生育している。
隣接する見晴らし公園では、ヤマブキやサトザクラの「寒山」、オオシマザクラが咲き誇っていた。特にオオシマザクラについては、葉に毛がないこと、蜜腺が葉柄にあること、葉の鋸歯が細かいこと、花の萼片にコブがないことなどの特徴を確認した。
見沼代用水西縁沿いでは、「サクラプロジェクト」で植えられた桜の中に、小学校時代の同級生が寄贈したミヤビザクラを見つけ、思いがけない再会に感激した。
彩の国東大宮メディカルセンターを間近に見ながら進むと、路地にはノミノツヅリやキュウリグサが咲いていた。土盛りされた斜面では、外来種のヘラオオバコやセイヨウタンポポが群生しており、セイヨウタンポポが花後に一度横に倒れ、その後、種子を遠くへ飛ばすために再び高く伸びる様子を観察することができた。
その後、産業道路の信号を渡った先にある百体庚申社を訪れ、多数の猿の石造が納められている様子を見学した。
盆栽緑地公園もまた、土呂・盆栽支部が保全管理している緑地であり、ドウダンツツジやシャガの花が咲き、イヌザクラ、イヌシデ、ケヤキ、アカマツといった大木に加え、植林されたコナラやクヌギも大きく育っていた。
大宮盆栽美術館は昨年で開館100周年を迎えた。通路には「盆栽の見方」、特別展示室には「室町時代から現代に至る盆栽の歴史」などの展示があり、庭園には樹齢1,000年を超える蝦夷のトドマツをはじめ、数多くの盆栽が配置されていた。丹念に手入れされた盆栽の数々には、プロの技の高さを実感し、それぞれが凝縮された大自然の情景を表しているか美術館の2階で一休みした後、入口で参加者全員の記念写真を撮影し、土呂駅で解散した。
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