認知症サポーター養成講座
『認知症サポーター養成講座』
日時 2025年1月21日 (火曜日)10:30~12:20
場所 第一学院高等学校埼玉キャンパス
参加者 .18名(高校生16名、教員1名、他1名)
授業の一環です。その名は『夢授業』
・まずは受講前に認知症の方へのイメージなど記入してもらいました。
・認知症サポーターキャラバンの説明(映像も見ながら説明)
・認知症サポーターについての説明。
認知症の方への良い接し方やそれはどうかなというような例を紹介しながら、感じてもらいました。プライドを傷つけないように接しましょう。
・認知症の方への対応を寸劇を通しながら感じてもらいました。
コンビニエンスストアでの会計で戸惑っているおばあさんへの対応です。
・まずは悪い例です。今どきのコンビニエンスストアはタッチパネルでの支払いです。スーパーでも多くなっていますよね。おばあさんはお金を出すのも一苦労。タッチパネルのどこを押していいかわかりません。どんどん不安になって、パニックです。後ろのお客さんは「早く、早く」と急かします。お金をやっと払っても品物をわすれて店を出ようとするおばあさん。もう大変!
・参加者の中で接客のアルバイトをしている方にこういうおばあさんの対応をしたことがあるか尋ねました。「焦らせずにゆっくり対応しています」との答えでしたので早速良い例を高校生に演じてもらいました。後ろに並ぶお客さん役は生徒さんと先生に演じてもらいましたが、店員さん役の方があまりにも良い対応をしてくださったので、おばあさんを助ける場面がないほどでした。
・チームおれんじ宮原の活動案内(参加のお誘い)
実際の活動をスライドをみてもらい説明しました。
【受講者の感想】
・認知症の人に対してあまりポジティブなイメージを持てていなかったのですが、できることはやりたいと思ったり、サロンの実施だったりと、とても前向きな取り組みの考えが多く、イメージがガラッと変わりました。
・認知症の方の症状は私が思っていたよりずっと多種多様だと知りました。私の祖父の何気ない言動・行動が症状と重なっていますが、今後の事を考える家族として、祖父としっかり向き合う必要があると思いました。また祖父でなくとも周囲の高齢者と接する時は、自立している人として接しながらもちょっとした気遣いをしていきたいです。
・自分が将来認知症になっても安心して暮らせるようにするためにも、今から自分が認知症について正しい知識をもち接することが大切なんだなと思いました。
・実際に曾祖母の在宅介護の際や今一緒に住んでいる祖父・祖母に対し、ついつい強い対応をしてしまう事が度々ありました。今回の講座や接客アルバイトの経験を通し、認知症の方や高齢者の方に対する対応や考え方を見直す事ができました。
・認知症本人も自身の能力の低下に悩んでいると知ったので、プレッシャーをかけないように助けていきたいと思いました。
・今日の講座を受けて、認知症に対する認識や考えが少し変わりました。自分の家にも認知症の祖母が、いますがこれからは柔軟な対応を少しずつ出来たらいいなと思いました。偏見を持つ人が減るように頑張りたいと思いました。
この情報は、「NPO法人華齢なるケアマネたち」により登録されました。