第230回勉強会 事例検討会「本人の望む生活を支えるには?~介護者支援とともに考える~」
第230回勉強会 事例検討会「本人の望む生活を支えるには?~介護者支援とともに考える~」
日時 2024年5月11日(土曜日) 9:30~12:00
場所 浦和コミュニティセンター
参加者 19名
【前半】情報交換
・ネット119・・・会話や発声不可の人の緊急時通報(QRコードから登録し、消防署への通報できるシステム)
・さいたま市の住宅改修・・・トイレの便座を低くする工事も支給対象に。
【後半】事例検討会
*目的・・危険な介護方法をおこなっている介護者(夫)への支援と本人の望む生活を支えていくにはどうしたらいいのかを考える
*事例のシート(紙ベース)を作らないライブ形式での事例検討会は皆が下を向かず前を向いて参加しているので、意見がとても出やすい。
*事例・・主介護者は夫。妻を介護している。こだわりの強い介護方法をしている。夫主導の生活になってしまっており本人の望む生活は何かあるのではないかと担当者は感じている。
☆参加者の振り返り
・状況に合わせて助言することが必要だが、難しいことをしみじみ感じた。
・知識がいっぱいある夫には専門職から納得できる知識をもって説明したほうが良いと思う。
・事例を提供することは自分を顧みる機会があって良いと感じた。
・直球で提案するのではなく、こんなのがあると気づいてもらえるように働きかけていくことも大切。
・夫の妻へのエネルギーがすごい!チームオレンジに参加したら、活躍できそう。
・虐待とも受け止められてしまうような行為も多く見られる。ダメなことははっきりとNGであることを伝える必要性を感じた。
☆事例提供者の振り返り
・地域と繋げるという視点が私にはなかったなと気づくことができた。
・自分が実践してきたことは間違っていなかったと確認でき、モヤモヤが晴れた。
☆サポーターの振り返り
・事例提供者のモヤモヤの原因は何だったのかと二人で話しながら、準備をしてきた。介護方法が危険であることについて自尊心を傷つけずに伝える手段がはっきりしないままだった。
・介護者の自尊心を大事に支援してきたことは正しかった。危険な介護方法であることは、ケアマネ一人ではなく、様々な相談窓口や専門職、当事者同士とのつながり介護者、本人に学んでいただくというプラスの考え方で支援するというポジティブな方法を学ぶことができた。
この情報は、「NPO法人華齢なるケアマネたち」により登録されました。