さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告福祉、たすけあい第219回勉強会「法改正とICT化について~ケアマネ業務は簡素化・効率化できます!~」

第219回勉強会「法改正とICT化について~ケアマネ業務は簡素化・効率化できます!~」

公開日:2023年05月30日 最終更新日:2023年05月30日

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第219回勉強会「法改正とICT化について~ケアマネ業務は簡素化・効率化できます!~」

日時    2023年5月13日(土曜日)   9:30~12:00

場所    武蔵浦和コミュニティーセンター 第7集会室

参加者   17名(体験参加者1名)

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【前半】

《情報交換》

 

☆5/8コロナ感染症→第5類に移行したことに伴い

 ・ケアラー感染、入院した場合に要介護者を支援する施設の受け入れ終了に

 ・厚労省の運営基準コロナ禍特例の一部見直し実施

   モニタリングや担当者会議の開催は元に戻る。介護保険証の認定の延長は市町村によってばらつきがある

      (さいたま市はR5年度末まで可能。上尾市は対応なし。以前より対応がなかった市町村もある)

 ・R5年秋以降、無料だった医療費が個人負担に(PCR検査は5~6000円、治療薬タケプリオは27.000円程度、入院費も負担発生に)

☆マイナンバーカードの健康保険証の登録は自分で行わなければならず、スマートフォンなどの操作に不慣れな人は支援が必要になってくる

☆医療保険訪問マッサージについて、中間マージンを取り、フリーのマッサージ師に発注している業者がいるので、鍼灸マッサージ協会に問い合わせると良い)

☆学校薬剤師が小中学校にてがん教育を開始することになる。がん患者との接し方や家族のフォローの仕方など年齢に沿った内容で教えていく予定

☆東京都で介護度を改善した場合の報奨金制度が始まる予定・・維持は10万円、改善した場合は20万円程度

 

【豆知識】

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☆服薬忘れを防ぐ福祉用具

・くすりコール・ライト・・介護保険対応ではない、販売のみ(38000円程度)

   カレンダーポケットに朝・昼・夕・就寝前薬7日分をセット

   ポケット上部のランプが内服時間に点滅し、内服時間をお知らせ

   内服したら点灯を消すボタンを押す・・・事前に登録しているスマホアプリに内服したいか通知が届く(アプリ3台まで登録可能)

・くすりコール・・介護保険貸与1500転移程度で検討中(現在は販売のみ。75000円程度)

  服薬ボックスに朝・7昼・夕・就寝前薬7日分をセット

  設定した時間になると音声でアナウンスし、服用する「薬ケース」が点滅・・・他へのお知らせ機能はなし

 

【後半】

 

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1 介護報酬改定でのICT化、コロナ禍特例等から居宅介護支援業務の変更事項の説明

2 ICT活用例の説明

 クラウド系介護ソフト活用

  ・経過記録等の音声入力、定型文登録活用での入力簡素化

  ・保険証・負担割合証等のスキャン画像送信

  ・提供票やケアプラン等の帳票PDF送信

  ・社内書類の共有・・ペーパーレス化

3 ICT化のデメリットや問題点

  ・データ受け取りをするサービス事業所は、別のソフトを使用しているので各々ダンロード対応が煩雑

  ・データ送信が混み合っている時期は、データ受け取りに時間がかかる

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【振り返り】

・時代の流れに乗りながら、デメリットも考えてICTを活用していきたい

・ペーパーレスはとても良いと思う

・ケアマネだけではなく多職種の共通で行うと良くなるものだと思うので、面倒と思わずにチャレンジしていきたい

・これまで受け身の姿勢だったが、業務が楽になることがわかった。所属している会社にも勧めたい

・安価で行政から義務化されると、業界全体で、情報共有していけるかなと思った

 

 

 

この情報は、「NPO法人華齢なるケアマネたち」により登録されました。

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