第213回 勉強会「支援対象者の今を理解するために~大切なライフイベントに目を向けて見ませんか~」
第213回勉強会「支援対象者の今を理解するために~大切なライフイベントに目を向けて見ませんか~」
日時 2022年11月12日(土〉10時~12時
場所 埼玉県平和資料館(埼玉ピースミュージアム)
参加者 5名
【内容】
館内では戦争に関する資料や戦前から戦後期の生活用品、戦争体験者の証言の記録などの展示があります。また疑似体験コーナーでは戦時下の教室で「修身」の授業の映像が映し出されます。「修身」の授業ではこの戦争が「正義」と教え込まれていました。その後、空襲警報が鳴り、防空壕へと避難します。B29の爆撃音、爆弾や焼夷弾の落下音と振動、火災など、音や光、映像により空襲の様子を体験しました。昭和20年8月15日未明の熊谷の空襲を描いた映画「最後の空襲くまがや」の鑑賞。その空襲の中逃げ回った子どもたちは今は80代くらいでしょうか。その方たちを私たちは今、支援しています。辛い時代を生き抜いた方々の思いや苦労に思いを馳せ、戦争と平和について考える時間となりました。
【感想】
・一人ではなかなか来ることができない企画で楽しかった
・きれいな紅葉を愛でながらミュージアムへ。防空壕の戦時中の体験も。帰りは美味しい手打ちそばを食べてきました。参加者は5名でしたが天気にも恵まれ楽しい一日です。平和を大切にしましょう
・戦時中の映画や展示物を見ることで、戦争の悲惨さをあらためて感じました。今の日本の礎を築いた方々に、感謝しております
・姑が第二次世界大戦の終戦後、抑留の話をしていましたが、多くは語りませんでした。展示品の召集令状や軍服、装備品などがその気持を語っているように感じました
・この頃は兵隊さんの体験を聞くことができる方々がほとんどいなくなりました。私たちは高齢者の方々の支援をしており、戦争体験を色々と伺うことが多いと思います。
*シベリアに4年抑留された人は耳に障害が残り帰国。はじめの2年間は次々と死んでいった。帰国前は共産主義を教え込まれ帰国。帰国したら「アカ」と日本人に差別された
*グァム島で捕虜生活。帰国したら位牌と遺影が飾られてたよ
*ビルマで捕虜生活。わらの上で寝たよ
*満州で憲兵をしていた人の話。月に500発鉄砲の玉が支給される。使わないと行けないから支那人の女や子供をたくさん殺した。この人は悪びれもなく語った。戦争が終わって何十年たってもマインドコントロールはとけていないのか
☆高齢者を支援している私たちは体験を聞く機会があると思います。戦争体験者が減っていく中、私たちはその体験を語り継ぐことが大切ではないかと感じています。
この情報は、「NPO法人華齢なるケアマネたち」により登録されました。