さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告福祉、たすけあい第210回勉強会「認知症独居の方の生活を継続するには~本当に必要な支援をかんがえてみよう」

第210回勉強会「認知症独居の方の生活を継続するには~本当に必要な支援をかんがえてみよう」

公開日:2022年08月21日 最終更新日:2022年09月13日
タイトル
第210回勉強会「認知症独居の方の生活を継続するには~本当に必要な支援をかんがえてみよう」

詳細

第210回勉強会「認知症独居の方の生活を継続するには~本当に必要な支援をかんがえてみよう」

日時 2022年7月9日(土曜日)
   9:30~12:00

場所 浦和コミュニティセンター

参加者  17名(うち1名体験者)

新人ケアマネが担当している事例を参加者で検討しました。

☆前半「情報交換~情報とともに夏のリフレッシュを皆さんどうしていますか?」
・研修参加報告「ネット社会のゆがみ」・・コミュニケーション方法を見直してみましょう
・ハラスメントについて・・契約書に示されていますか?個人情報(職員に対しても)ペット、たばこなど。契約書に盛り込まれていない事業所はまだまだあります。

後半「事例検討」
新人ケアマネが担当している事例です。認知症があり、独居です。近所の方々の支援で暮らしていた方です。介護保険のサービスが介入していくうちに地域の方々の支援が少なくなっています。そして、認知症が進み、離れているご家族などは施設入所を検討しています。ご本人は大丈夫よと家での生活を希望されており、本当に施設がいいのかなとケアマネは悩んでいます。
参加者の皆さんからは、サービスが介入していくと家族や近所の方の支援が減っていくよねとのご意見が多くありました。地域のメットワークを作ってみたらなど意見が多く出ました。
意見をもらって、その後の様子を後日報告していただくといいですね。

☆振り返り
・自分が担当している事例に似ている。地域の関係を絶たないようにしていきたい。
・地域のつながりを見直していき、どう作るのか・・・考えるきっかけになった
・居宅のケアマネは大変。でもちょっといいなと思った。
・独居は大変だから施設へと思ったが、自分にはない視点を見つけることができた。皆で話せてよかった。
・地域づくりはケアマネができる仕事。何かを入れる前に新聞屋や自治会長等に名刺を配りサービスを入れるとよいのでは。地域づくりは自分を助ける事にもなる
・地域の力はすごい。365日地域にいる専門職はいない。地域の力をいかに活用するか。
・地域全体を見ることは大事。関係者が不測の事態を考えておくと、あとで悔やむことも少なくなる
・地域全体を巻き込み、本人と社会をつなげていきたい
・自分では思いつかない手だてがあっても思いつめない。地域を改めて考えることの大切さに気が付いた
・自立支援、本人が決めるのでケアマネは寄り添ってほしい

認知症の方については誰でも担当するケースだと思います。自分のこととして考えた方もいることでしょう。今回の事例提供者は新人でした。新人だからこその気付きがあります。

午後の理事会ではCOPYINGゲームを少し体験しました。来月の理事会ではしっかり体験してみます。勉強会でも体験できるといいなと思います。

8月の勉強会はお休みです。暑気払いを3年ぶりに企画しています。感染者の増加も気になります。暑気払いが開催されるよう感染が落ち着くことを願います
。また勉強会も休むことなく開催できることを信じて、9月の勉強会の参加をお待ちしています。

この情報は、「NPO法人華齢なるケアマネたち」により登録されました。

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