さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告福祉、たすけあい第20回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

第20回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

公開日:2022年02月10日 最終更新日:2022年09月13日
登録元:「星のしずく
タイトル
第20回 星のしずく*自死遺族の集い

詳細

全国的に真冬日が続いていますが、朝からすっきりと晴れ渡り、陽射しが有り難いと感じた1月9日さいたま市内で、第22回『星のしずく』自死遺族の集いを開催しました。

参加者は計21名様。
うち初参加の方は2名様。

自己紹介後、4テーブルに分かれて、会を始めさせていただきました。



家族間、夫婦間、親族間の、思いのズレからくる気苦労話。

何かの拍子に突然あふれ出す大切な人への切なく愛しい想い。

グリーフケアの本質について、体験を元に感じた各々のお話。

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有名人の元ご夫妻が事後メディアに出たことから、『報道の在り方』『自死への偏見』等について思うこと、期待したいこと、様々な観点から皆で語り合う場面もありました。

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亡き人の魂はそばにいると思っていていいのか。

大切な人を感じられる『時』や『物』『出来事』について。

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周囲に極力知らせていない場合、逆に周知となっている場合、それぞれが抱え続ける苦悩も話題に。

亡き人のことを遠慮することなく語り合える場の必要性についても聞かれました。

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亡くなった事を知る人からも来続ける「あけましておめでとう」の年賀状に対するもやもやした思い。

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悪いことをしているわけではないのに、人を避けてしまう。
怯えてしまう。

自死の場合、家族が追い込んだ、救えるものを見殺しにした、そんなふうに思われるのではないか。

お墓選び、お寺選びについての懸念。

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ある程度時間が経つともう大丈夫と思われてしまう。

大丈夫なわけがないが、大丈夫な演技をしてしまう。



13:30から16:00過ぎまで、お話は尽きることなく続きました。

とても悲しい事で繋がった集い。
それでもときおり笑い声も上がることは奇跡にも思え、とても有り難く、心が解される瞬間だと感じます。

参加された皆様、長時間お疲れさまでした。
ありがとうございました。

会場入りした皆様の数より多く、同伴されていたと感じる『大切な人』を交えたコミュニティー、今年も毎月一回の集いを継続していきたいと思っています。


 ◆ ◆ ◆

次回第21回星のしずく自死遺族の集いはオンラインで、2月5日(土曜日)、2月6日(日曜日)の二日間、13:00から15:30です。

お気持ちが向きましたら、参加ご予約をお待ちしています。

/星のしずく*管理人

この情報は、「星のしずく」により登録されました。

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