第82回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2025年11月15日(土曜日)、さいたま市内の公共施設で対面の集いを行いました。
参加者は37名様。
うち初参加者は9名様。
パートナー(3)、兄弟姉妹(1)、親(1)、子(32)が他界された方々が集いました。
📷武蔵一宮氷川神社『時結びの杜』photo/Poppy.
季節柄も多少なりともあるのかもしれません。
いつもより少し全体の参加者数も、初参加の方々も多い集会になりましたので、初対面になる方々もやはり多く、最初の一巡自己紹介から緊張感も漂っていたようにも感じました。
事後からとても日の浅い方々の想い。
十数年経過した先人の方々の想い。
お一人お一人のお話に耳を傾けていて思うこと。
時間の経過だけではどうにもならない鬱屈した気持ちは常に持ち合わせていて、何かの拍子でいとも簡単に染み出してくる。
それを出来るだけ回避しながら生きて行くための術として、結界のようなものを作っている方々もいるように思います。
私自身の家族の様子に、重ねて思うこともありました。
うちの子は1月12日というお正月明けに還って逝ったことから、家族4人揃って最後に出かけた場所は、初詣で毎年向かう武蔵一宮氷川神社だったこともあり、2017年の1月を最後に、以降8年10ヵ月の間、主人も長女もこの神社には足を踏み入れなくなったのです。
(初詣自体もなくなりましたが)
還ってゆく直近にお詣りしたこの神社に対して、逆恨みに似たような気持ちがあるようです。
私もそのような時期もありましたが、それでも翌年から三が日を避けて、意地でもお詣りに一人で向かっています。
さて、ブロ友さんもシェアしてくださっていた、11月8日~24日まで開催中の武蔵一宮氷川神社『時結びの杜』イベントに主人を誘ってみました。
いい加減妙な結界は取り除いてくれないものかと。
そんな話を自己紹介後の近況で語らせていただきました(^_^;)。
(結果、8年10ヵ月ぶりに、主人は足を踏み入れることになりました。←しかし参拝はしないという徹底ぶり)
*
全員で一巡トークのあと、この日は、より境遇の近いご遺族同士でテーブルを囲みグループミーティングを行いました。
①グループ 子(18歳以上…学生・兄弟姉妹あり)が他界。
②グループ 子(18歳以上…社会人・兄弟姉妹あり)が他界。
③グループ 子(18歳以下…小中高校生・兄弟姉妹あり)が他界。
④グループ 子(年齢問わず)一人っ子が他界。
⑤グループ 親、兄弟姉妹、パートナーが他界。
私は③グループ。
若年層の学生のご遺族が揃ったことから、学校問題の話題(第三者委員会等)、兄弟姉妹の現在までの様子等、踏み込んだ話題も上がりました。
また、とても重苦しい張りつめた空気でスタートしたグループもあったように察しましたが、「笑顔もうまれる」時間に生っていったとの感想もあった以前に、集会室内に響くどよめき(笑い声)からも感じ取れたように思います。
参加くださった皆様、ありがとうございました。
閉会後24名程で、場所を近くの飲食店に移してクールダウンの時間を持ちました。
長時間お疲れ様でした☆
◆ ◆ ◆
次回12月、今年ラストの星のしずくは、
◆第83回 オンラインの集い
2025年12月6日(第1土曜日)
13:00~15:30 わかちあいの会
13:35~16:30 フリートーク
◎要事前予約になります。
数日前になりましたらパスコード等送信いたします。
◆第84回 対面の集い
2025年12月21日(第3日曜日)
受付13:15より ◎予約不要です◎
13:30~16:30頃まで わかちあいの会
(閉会後クールダウン茶話会あり☆任意でどうぞ)
🚆JR京浜東北線(快速・各駅停車)
対面の集いはご予約等不要です。
お気持ちが向きましたときに、ご参加いただけたらと思います。

🔵自死遺族の集い
<2025年度さいたま市ふれあい福祉基金運用補助金事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
➡Ameba Blog/バトンさん(わかちあいの集いでは野村)
星のしずく対面の受付に寄贈書として置かせていただいてます。ご自由に手に取られてお持ち帰り可能です。
🔴全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。
➡『大切な人を亡くした方々へ』/支援や制度、法的な問題の早見ハンドブック フリーダウンロードページ
➡自死と向き合い、遺族とともに歩む『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーダウンロードぺージ
この情報は、「星のしずく」により登録されました。


