さいたま市市民活動サポートセンター さポット活動報告福祉、たすけあい第47回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

第47回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

公開日:2023年12月03日 最終更新日:2023年12月03日
登録元:「星のしずく

2023年12月2日(土曜日)はオンラインの集いでした。

 

参加者14名様

うち初参加者は2名様

子が他界された方(12)、パートナーが他界された方(1)、親が他界された方(1)が集い、画面分割はせず一画面でわかちあいの会を行いました。

 

今回も、事後から半年未満の方から20年近く経った方まで参加されていましたが、年数が経ったからといい、ある程度気持ちを安定させて過ごしているのかといえばそうでもない。

事後に出会うモノ、自発的であれ何であれ体験してきたことが大きく「今の生き様」に影響してくるように感じました。

 

(個人的には)

時間(日にち)は“薬”というより、何か薬になるようなモノを得られたとして、それらが効いてくるまでに“要するモノ”なのかな…、なんて思う所もありました。

 

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印象に残った話題や言葉等。

 

(子を亡くされた方から)

・“親”を強制終了させられたような気持ちになった。

 

・仏事が辛い、お墓参りも避けている。

・(真逆に)墓地が落ち着くスポットになっている。

 

・もっと早く、同じ悲しみを抱いて歩く方々に繋がれば、現況も違ってきたかもしれない。

(今ほど情報が得られない、繋がれる手段が乏しい時代だったため)

 

・その昔(いまだに根付いている地域も)、子が亡くなった場合、火葬には母親を行かせないという風習があった。

(昔は野焼きのように火葬を行っていたため、その場面に母親は耐えられないであろうとの配慮からでしょうか)

 

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お葬式…大切な人の納棺について体験談。

埋葬の仕方の違い、その地域の特色やシキタリ等の話題も上がりました。

 

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そして、お骨の供養の仕方それぞれ。

 

手元供養されている方々は、こうして見ていると少なくはないです。

気持ちの問題だけでなく事情にもよりますね。

 

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フリートークタイムでは、富山県砺波市で開催された中森あかねさんのアート展についての話題もチラリ。

現地に出向いてくださった方々からの感想や来訪時のエピソード。

 

 

『朝夕が辛い、身の置き所の無いような辛さが襲ってきたときの凌ぎ方は?』というような質問も上がりましたので、一巡で皆様一人一人に答えていただくことに。

 

・(学生だったので)部活に打ち込んでなんとかしていた。

 

・新たな習い事に打ち込んでいる。

 

・事後間もない頃の身体的な苦痛は処方薬も利用し、メンタル的な部分は遺族会等イゾ友たちとの交流で凌いできた。

 

・処方薬は合わなかった。別な方法?として我が子のシンボルキャラクターマスコットと共に過ごすことで、気持ちを癒している。

 

・遺族会の集い等で出会った方々の人ぐすり(薬)に支えられてきた。

 

・おもいきり泣くことでスッキリ感が得られた。カウンセラーさんに進められ動物を飼ってみたが、とても癒され助けられたことの一つ。

 

・グリーフサポートプラザの傾聴電話でひたすらお話を聞いてもらい凌いだ時期もある。自死遺族ブログを読んでいた。

 

・カウンセリングに定期的に通った。仕事に出ることで救われた部分もある。

 

・あまり考えないように気持ちに蓋をしていたように思う。

 

・飼っていたペットのお世話で、日々起き上がることができた。

 

・日々のウォーキング。亡き人ゆかりの場をわざわざ巡り、泣きはらした。

 

・夜中に目覚めて心臓がバクバクした時には、大きなぬいぐるみを胸に抱き、低い唸り声を発して呼吸(原始的な方法、事後間もない頃の私です(^_^;)

 

・一番辛かった時期は、とにかく家の中に一人で居ないように予定を作っていた(各地のわかちあいの集い・遺族会参加で、同じ体験をした人との交流)

 

 

皆様、思い出しながら丁寧にご回答くださりありがとうございました。

 

また、参加者さんが事後に習い始めたという沖縄三味線「三線」の弾き語り演奏という和みのハプニングもありましたね(´・ω・`)!謝謝<(_ _)>

 

2023年ラストの星のしずくオンラインの集い、長時間画面越しでお疲れ様でした🌟

 

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次回、星のしずく開催日について。

🌟12月23日(土曜日)2023年ラスト対面の集い

浦和コミュニティーセンター(コムナーレ10階)

 ※予約お申込は不要です

 

🌟2月3日(土曜日)2024年初めオンラインの集い

 ※要事前申込

 

お気持ちが向きましたときに、参加の方お待ちしています。

星のしずく*管理人

 

photo/ ミナ様(銀座アートアクアリウム展より)

 

 

 

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