第40回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2023年7月2日(日曜日)蒸し暑さの続くさいたま市内、梅雨明けが待ち遠しい雲間から晴れた青空が覗いた日、対面の集いを行いました。
参加者は23名様。
うち初参加の方は4名様でした。
子が他界されている方、親が他界されている方、パートナーが他界されている方が集い、一つ輪になり自己紹介で(近況等お話しになりたいことを語り)一巡。
その後、いつものようにある程度のお立場別で5~6名様の4つのグループに分かれて、更に密な語り合いに入りました。
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①グループ
・他界した子のきょうだいについての心配事
・他界した子の導きで人とのつながり、縁を感じること
・占いについての話題
・他界した子が夢にでてきたり、サインを感じることについて
・素敵な絵本の作成をしている方の音読
・同じ立場だからこそ、話せることがとても多いという感想
②グループ
我が子の自死について、公になっているご遺族と、極力身内で留めているご遺族、それぞれのお話。その後の違い。想い。
遺書の詳細内容について語り合う場面もありました。
それによって、その子がどんな子だったのか、ほんの少し垣間見れるようで、会ったこともないのに親近感が湧いてきたような瞬間。
一口に自死とはいえ、その内容や背景にあるもの、奥行きも幅も広過ぎて一概には語れないが、ニュース等で取り上げる自死(自殺報道)には、スキャンダルなものや事件性を匂わせるものが殆どなので偏見をもたれやすいのでは? という意見。
他界した子のきょうだいの「その後」について。
「抱える問題」「懸念しているリスク」「克服されつつある事」
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その真逆もあるというお話。
「癒しを得られるようなこと」「想いの違いからの気づき」「生きる理由に繋がること」
③グループ
薬の処方の事、素人にはわからない。
適切な量かどうかもわからなかった。
他界した子といつも一緒と感じられる何かがあれば。
人形や、アクセサリーなど。
なくなり方についての、他界した子のきょうだいからの違う視点からの言葉。
なかなか受け入れられないだろうけれど、自死遺族なら納得、受け入れられる言葉だった。
④グループ
今回は親を亡くした遺族の方が多く集ったことで、ゆったりと語り合い、それぞれの想いを分かち合う機会となった。
身内の自死をお付き合いしている方に話せないでいる。
もしお話した場合、理解が得られるかの心配。
事後、長年かかって参加された方。
自責の念など長い間苦しさでさまよっていても,同じ立場の方が多くおり、一歩踏み出せたことで、あとはエスカレーターに乗っているように、人生は進んでくれる事があるものと感じた瞬間。
事後間もない方。
その方なりの弔いの方法が、大切な人への愛情の大きさを感じさせ、和んだ場面も。
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長時間、参加者の皆様お疲れ様でした。
閉会後は希望者13名ほどで夕食会の時間を持ち、クールダウンから参加された方も4名様。
それと今回は久しぶりに参加されていた方々も数名おられました。
生きて、再会できたことにウルっときたり、嬉しくも思ったり。
ありがとうございました(^^)。
また、参加者様のお計らいで『絆画~KIZUNAE/大村 順さん』のホームページ関連コンテンツに、『星のしずく』が相互リンクさせていただけるという有り難いハプニングもありました。
S様に感謝し申し上げます。
画の完成、お披露目を心待ちにしています🌟
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次回8月の星のしずくは、オンラインの集いと対面の集い、2つ開催されます。
★第41回集い 8月6日(第1日曜日)◎オンライン※要事前申込
★第42回集い 8月20日(第3日曜日)◎武蔵浦和コミセン(サウスピア8階)
※対面の集いは予約不要です。
詳細は⇒インフォメーションへ
★7月29日(第5土曜日)◎蓮の花燈☆ハスワーク~ランプ作り◎武蔵浦和コミセン(サウスピア8階)
◆第三者委員会について
◆自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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