第80回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
公開日:2025年10月05日 最終更新日:2025年10月05日
2025年10月4日(土曜日)は、ZOOMを使ったオンラインの集いでした。
参加者は9名様。
うち初参加者は2名様。
(その後フリートークからの参加1名様)
今回は、子が他界された方々(8)、パートナーが他界された方々(2)が集いました。
📷善光寺/Kuro.
自己紹介で一巡後、一画面でのわかちあいになりました。
ご自宅に弔問客が来られるのは、その顔ぶれにもよると思うのですが有り難いと同時に、とても辛く感じることがあります。
また、有り難い申し出をされたにもかかわらず、辛過ぎる心境のため断わるしかなかった事。私にはありました。
他界した娘の(同学年のお友達の)中学卒業式に出席することを学校サイドがご提案くださったのに、当日はできなかったことをお話ししました。
そんなお話しをする中で、亡き人と関り(交流)があった方々と接するのは辛いことだけではなく、こころが慰められる場合もあるという話題も上がりハッとしました。
確かに自分もそうであったな、辛い面もあるけれど、学友さんや心友さん、学校の先生方でも亡き子のことをよく知る方々のお話しは聞いていて気持ちが満たされるというのか、嬉しいような感覚があったからです。
大切な人のことを一緒になって話せる、そういう時間を持てる人たち、普段から交流のあった人たちが居ると居ないとでは、その後の遺族のメンタルにも大きく影響されるようにも思うのです。
死因が自死ですとなかなかそうもいかない場合もあり、苦悩が溜め込まれて、長年しんどい思いをするご遺族もおられるのでしょう。
*
亡き大切な人のことを、事後当初の頃は外側から見ているもの。なので喪失感も酷く感じる。
年数が経ってくると、いつの間にか自分と同化したかのように、内側から感じられるように行動を共にしている感覚になることがある、というお話しに、個人的にはとても共感しました。
ある程度年数が経った9年めの今の私だからか、その感覚が伝わります。
ご質問もいくつか上がりました。
・こんな悲しい事があったにせよ、楽しいと感じることも少しずつ増えてきた。とはいえとても楽しいことの後にくる気落ち、そのギャップによるしんどさは皆様どうされているのか。コントロールできる、もしくは安定した状態になれるものかどうか。
・事後、ご自身の交友関係(親族関係)は、皆様どのような状況になっているのか。
問いに対して、参加者全員に回答していただく場面もありました。
皆様丁寧にご自身の経緯を語ってくださいました。
長時間画面越しでのミーティング、お疲れ様でした。ありがとうございました。
閉会後は任意で一時間弱のフリートークの時間を持ちました。
こちらへの参加も、ありがとうございました。
一気に涼しくなり、高く、深くも感じる秋の空を見ていて思い起こされてくる悲しみが、色濃くなっていく季節到来でもあります。
インフルエンザ流行も気になりますが、メンタルヘルスにも十分留意して参りましょう。
◆ ◆ ◆
次回の星のしずくは、
◆第81回 対面の集い
2025年10月11日(第2土曜日)
受付13:15より ◎予約不要です◎
13:30~16:30頃まで わかちあいの会
(閉会後、希望があるようでしたらクールダウン茶話会あり☆任意でどうぞ)
会場⇒下落合コミュニティセンター
4階【第2+3集会室】
🔵JR京浜東北線(快速・各駅停車)
対面の集いはご予約等不要です。
お気持ちが向きましたときに、ご参加いただけたらと思います。
🔵自死遺族の集い
<2025年度さいたま市ふれあい福祉基金運用補助金事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
➡Ameba Blog/バトンさん(わかちあいの集いでは野村)
星のしずく対面の受付に寄贈書として置かせていただいてます。ご自由に手に取られてお持ち帰り可能です。
🔴全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。