2025自死遺族フォーラムin東京 参加報告
公開日:2025年09月09日 最終更新日:2025年09月09日
2025年9月6日(土曜日)、一社)全国自死遺族連絡会主催の『第18回全国自死遺族フォーラム』に参加しました。
ビジョンセンター東京駅前7階703号室。
午前中から会場入りしてフォーラムの準備後、協力参加くださったご遺族の皆様との情報交換会がありました。
その中で、全連の代表理事: 田中幸子さんのお話で知り得たものから、わかちあい等の遺族会という自助活動とは別に、もう一方での社会活動の必要性が高まってきているのを感じ、関心を持ちました。
我が子の自死については、公文書等記録に残してあげられなかった『心理的剖検(詳細調査)』、それを声に出して望み、該当機関へ申請したいご遺族が増加傾向にあるようです。
以前は第三者委員会を設置して調査可能なのは、義務教育の学童・学生までという法規制だったのが、高校生も認められるようになったことも理由の一つでしょう。
もう一つ、自死そのものについての一般的な認識が、その昔とは様子が違ってきていることも大きく影響していると思いました。
自死遺族が権利を主張できるようになる、となれば遺族支援においても、メンタルヘルスに関するものだけでなく、もう一方の支援との兼ね合いでバランス良く進めていくことがベストですよね。
とはいえ、なんの知識もないのであれば協力は難しい。
関心をお持ちになった当事者がいればある程度の知識を得て欲しいと、田中さん率いる権利保護研究会メンバーの先生方が主体となり、勉強会になるようなシンポジウム開催も今後は増やしていくようですので、情報提供をしつつ少し自分でも学んでみようかと思っています。
◆第18回全国自死遺族フォーラム◆
【第一部】
上智大学教授: 岡 知史先生の講演『自助グループの必要性~遺族として生きる(生きていける)社会を作る』
・自助グループについての解説。うどんとラーメンの違いを喩えにしたイメージしやすい説明が印象に残りました👀。
・ピアサポーターが行う活動と、自助グループとの違いが「目には見えない」ものだとしたらそれは何なのか、一緒に考えてみる。
・専門職の世界観に飲み込まれることなく、自助グループの世界観を展開するためには?
▼過去の自死遺族に関連する22回分の講演記録はこちらから。
https://researchmap.jp/tomofumioka/misc/47426823
【第二部】
当事者の声。登壇スピーチ。
① 大塚様(とうきょうみずべの集いスタッフ)
② 安藤様(自死遺族等の権利保護研究会メンバー)
上記のお二方が、大切な他界した家族についてお話しくださいました。
大塚さんには、私が激しい悲嘆で藻掻いていた時期に参加していたみずべで、とても助けていただきました。
安藤さんは星のしずくにも何度か参加してくださり、メンタルヘルス的なことへは勿論、社会の仕組みを考えてゆく活動方面にも注力されている当事者さんですね。
お二人の正直な今のお気持ちを聞かせてくださり、ありがとうございました。
【第三部】
会場にいらした方々全員から、マイクパスで一言ずつ。
他界した大切な人の名を呼び、想いを共有するひととき。
当事者以外の方であれば、フォーラムの感想等を。
マックス108座席数の会場で、椅子が足らず20脚は補足していた様子から、ご来場者は120名様前後だったと思われます。
9月とはいえとても蒸し暑い日でしたが、沢山のご遺族や関係者との出会いに感謝します。個人的にも有意義な時間をありがとうございました。
来年2026年度は、大阪での開催を予定しているとのことです。
運営陣の皆様、協力参加くださった皆様、講演者の岡先生、登壇スピーチのお二方、会場でご一緒した皆様方、お疲れ様でした。ありがとうございました☆☆
閉会後、40名弱の皆様と場所を移し懇親会へ。
お疲れ様グラスには、族友天使ママさんの😊😊お子様シンボル君が。
お母さんが体調を崩されていたので、代わりに!?参加されていたのかな。
岡先生の講演中パワーポイントのスクリーン画像に、星の王子様のイラストが登場したことにもドッキリいたしましたyo~☆☆
星のしずく対面の受付にも置かせていただきますので、ご自由に手に取られてお持ち帰り可能です。
貴重なお時間を割いて大切な人への想いを寄稿してくださった皆様方、ありがとうございました。
🔵自死遺族の集い
<2025年度さいたま市ふれあい福祉基金運用補助金事業>
★第79回集い 9月21日(日)◎武蔵浦和コミセン・サウスピア8F
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
➡Ameba Blog/バトンさん(わかちあいの集いでは野村)
🔴全国自死遺族連絡会 発行、自死遺族等の権利保護研究会 監修。