さいたま市市民活動サポートセンター さポット星のしずく活動報告福祉、たすけあい第28回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

第28回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

公開日:2022年09月06日 最終更新日:2022年09月13日

タイトル 第28回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告

詳細

蒸し暑さがなかなか抜けない雨上がりの曇り空の下、さいたま市内で9月3日(土曜日)、第28回『星のしずく』自死遺族の集いを対面で開催しました。

参加者は計26名様。
うち初参加の方は5名様です。


*印象に残ったこと*

大切な人が旅立った季節が来ると、年数が経っても胸が締め付けられるような気持ちになる。

事後から日の浅い方のお話を聴くと、同じ時期に感じた自身の不調具合と重なる。

大切な人が旅立つ直前の部屋の状態を、そのままにして手をつけられない。

何度も何度も、最後に交わした会話やエピソードを思い出す。

自分以外の当事者のお話を聴くことにより、その違いにハッとさせられること、気づきを貰えたり、凝り固まった考え方が多少解されること。

 *

それぞれの供養。

共感できる有り難さ。

自責の念への対処と期間。

『回復とは?』
それぞれの意見交換。

 *

亡き人の生前の様子がどうだったのか聞きたい気持ちが芽生えてきたものの、関係者に連絡をしようかどうかで迷っている。

家族を喪ったと伝えてから、某宗教の勧誘を受けた。
心が弱っていると危ない。

辛いけれど忘れたくはない。
思い出すようにして忘れていないか確認する。

先立ってしまった人も、その人なりに精一杯生きた。

 *

周りへの伝え方の難しさ。

携帯解約に伴う心の変化。

落ち込みが激しいときの自分なりの対処法。

家族と分かち合う難しさ。

薬との関わり方、カウンセリング、相性や向き不向き。

生きていく為の生活の再構築について。

いつもそばにいてくれると思い、会話も頭の中で。

 *

「いつか乗り越えられる」「まだ悲しんでいるのか」
周囲からの言葉に傷つく。

亡くなった事を周囲に知らせるタイミング。

遺品について、納骨についての話題。


事後も続いてゆく日常の中で、ほんのひととき、わかちあいの2時間半が、とても密な話題であっという間に過ぎてゆきます。
参加くださった皆様、当事者スタッフさんもお疲れさまでした。
ホッと一息、憩いの時をありがとうございました。


 ◆

次回第29回は2日間オンライン。
10月1日(土)、10月2日(日)、13:00~15:30です。
ZOOM入室パスコード等事前配布のため予約制です。

お気持ちが向きました時に、ご参加ください。
ご予約をお待ちしています。

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